畑に回復       160311




自宅周辺地域には、山になりつつある畑や休耕田がたくさんある。 我が家にもそのような畑が2枚ある。

そのうちの1枚は現在、山になっていて回復は難しい。 

これは、山の中腹を宅地造成した時に、我が家の畑を含む3枚の畑へ通じる道がなくなってしまったのだ。

今、思うとこれはひどい話だ。 いくら当時から耕作放棄地のようになっていたとしても道は残しておいて欲しかった。

この元(もと)畑は、今ではどう見ても畑だったとは思えないような立派な山林になっている。

もう一枚の方は、一面に竹が茂っている。 竹藪になっている。 ここ数年前から、これをなんとか畑に回復したいと思っている。

昨年の秋、蔓延っている竹を処分する方法をいろいろ考えた。



@ 地面に近い竹の節にドリルで穴を開け、そこにスポイドで、強力な除草剤を注入する。

A 竹を、地面から1mのところで切断する。

以上のどちらかで実行しようと思っていた。 

この頃、近所のおじさんが、自宅近くの大木が邪魔になってきたから枯れさせて年数をかけて切り倒そうとしていた。 

その方法が、上の@によるものだった。 ちょうど、そのころ近所の野良猫が路上で行き倒れになっていたことがあった。

その野良猫の件は、上の@の方法で使用された除草剤の関係ではないかと、勝手に危惧していた。

そこで、我が家の畑に蔓延っている竹は、手動ののこぎりで地面から1mの高さのところで1本1本切断することにした。

このAの方法は、寒い時季に作業をしなければ効果がないそうだ。



その作業を11月?頃に竹藪になっている畑で行った。 

畑の竹藪の中に入ると、竹と蔓系の雑草で身動きができないほど茂っていた。

それでも、丸1日かけて、何とか面積にして1/3程の竹を切り倒した。 30本程の竹を切り倒したと思う。



それから3ヶ月以上が経過した。 何とか寒いうちにすべてを切り倒さなければ・・・と、今日の作業になった。

今日は、「草刈り機を持って行き竹以外の下草を刈り取り、残りの竹をすべて切り倒す」という予定で作業をする。

草刈り機の刃を整えよう。 研磨機で磨く。





                
            
一昨年から愛用している研磨機                                   研磨した回転刃




一昨年から、ダイヤモンド粒子の付いている研磨機で磨いている。

昔は、回転刃がすり減ってくると新しいものを購入していた。 この研磨機のおかげでずいぶん財布にやさしい除草作業ができるようになった。



草刈り機に燃料補給をする。 

昨年から、50:1の混合油用のポリタンクを利用して混合燃料を配合している。





                         
                                 
 混合燃料セット1式




左から、@昔使用していた配合済み混合燃料の缶、Aガソリンとオイル配合容器、B50:1専用オイル

昔は、ずっと@を使用していた。ずいぶん割高の燃料を使用していたようだ。

現在は、Aの容器にガソリンとBのオイルを入れるだけで、50:1の混合燃料が出来上がり。



それを草刈り機に給油する。

現在使用している草刈り機は、かなりの年代ものです。 

「もう古くなったから・・」と、新しい草刈り機を購入したが、使いやすく新しいものより燃費がはるかに良いので古いものを使っている。

20年?近く使っているのではないかな?

もう、何度も修理をしながら使っている。 

エンジンを細いパイプのフレームに3箇所で固定しているが、その固定ネジはそれぞれ順番に一通り消耗してしまった。

現在は、純正のネジに似たようなネジで修理して固定している。

そこまでして古い機械を使わなくても良いのだが・・・、使い慣れているということは、恐いことだ・





                
             
現在も使用中の古草刈り機                             4〜5年前に購入した草刈り機だが・・・




草刈り機の回転刃を研磨機で研いで、混合燃料を配合して古い草刈り機へ給油する。 さて、作業に入ろう。

10:30、草刈り機・のこぎり・水分補給用のペットボトルを持って竹藪になっている畑へ移動する。



畑に着いて、作業手順を考える。 

前回、11月の作業は、全面積の1/3の竹を切り倒している。 





                         
                            
昨年の12月に手前の1/3を切り倒している




手動のこぎりで1本1本竹を切り倒していく。 切り倒しては、約半分に切断して畑の隅へ積み上げていく。

やはり、この時季は、作業がやりやすい。 他の植物(蔓系の植物・ススキ系の植物)がきれいに枯れているので作業しやすい。

前回、11月の作業では他の植物が竹に絡まって作業が難しかった。そのため30本程度の竹を切り倒したあたりで作業を中断していた。

今日は、時々枯れた蔓系の植物が絡まっている程度で、作業がしやすい。

地面から1mくらい残して切断していく。 作業中に、残っている1mほどの竹が、足腰に触れ擦れたりする。 

下半身に小さな擦り傷ができているようだ。

休憩をとりながら、30〜40本?くらい切り倒しただろうか?

昼休憩を挟んで、午後の作業に入る。

奥に進んでいくと、下草が行く手を阻む。 草刈り機で下草を処分する。

そして、またのこぎりで竹を切り倒していく。 切り倒した竹を2分割にして積み上げる。

午後も30〜40本切り倒したのだろうか?

16:00,ギブアップ。 今日はこのくらいにしておこう。





                
             
    今日の作業前                                       今日の作業後




まだ、40〜50本の竹が残っている。 次の作業では、すべて片付けなくてはならない。 4月まで残すとまずい。

もし、残ればまた、この畑が竹藪に戻ってしまう。

しかし、「根元から1mだけ残して、竹をすべて切り倒すとその畑の竹は、全部枯れてしまう」というのは本当だろうか?

この方法を試してみたが、無駄な作業だったということにはなってほしくないのだが・・・。

今日の作業、お疲れ様でした。


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