今度こそ数釣りを       160505




今年の釣りは、不漁が続いている。 2月〜3月の3回の出港、どれも絶不調という結果に終わっている。

このような状況の中で、『少し暖かくなって、水温も緩んできたら・・・、キスのシーズンになったら釣れるのではないか』という思いがずっとある。

昨年・一昨年のGW期間の実績を観ても、キス釣りで、40〜50匹程度は釣れている。 

ただ、気になるのは、GW時、釣れた実績のある出港日は、大潮ではなかった。 今日は、大潮だが、どうだろうか?

今回の出港スタッフは、船長含め2名とさみしい釣りになる。 せめて釣果だけでも賑やかにしたいものだ。

そうか、最近マイボートで出港すると釣れないことばかりなので、魅力半減状態なのかもしれない。

そういう意味からも、ぜひイケスの中を賑やかにしたいものだ。



8:00、自宅を出発する。 今日の天気は、良い。 絶好の釣り日和になった。 昨日の強風がうそのようだ。

いつものように、出かける時には、すでに大漁の気分になる。 『釣れた魚を、どうしようか。 どこに配ろうか』等々・・・、

これこそ「獲らぬタヌキの・・・・」だ。




                         
                          
  今日は、絶好の釣り日和 (正面は松永貯木場)





いつものように、柳津町のタイムに寄る。 

キスの大漁を想定して、青虫を800円分購入する。 あと、氷も。

あっ、そうだ。 前回、キス釣りに使用する竿の調子が良くなかった。 大漁のためには、手返しを早くしなければいけない。

『竿やリールの調子が悪いから・・・なんて、言ってられない』と思い、店頭に展示してある竿(リールもセットしてあるもの)を購入する。





                               
                                           柳津町のタイム




この竿は、おもちゃのような竿だけど、500円ではない。 リールとセットで2000円近かった。 半分おもちゃかな?

まともな竿を選ぶのは、また時間がある時にゆっくり品定めをして購入するとしよう。

次ぎに、自分の餌、いや弁当を購入する。




                         
                                 浦崎町の「セブンイレブン」




弁当以外にも、飲み物も購入しておく。 これから夏場になると飲み物は多めに準備するようになるのだろう。

これで、準備OK。

ベラビスタマリーナへ移動する。

9時前、マリーナ駐車場着。 荷物を持ってマリーナへ向かっていると、桟橋入り口に、むむむさんが見える。

むむむさん、「これからボートを下ろしてもらうらしいよ」と。

今日は出港予定のボートがたくさんあるので、いつものように給油を終えて出港桟橋に繋留してもらってる状態ではないようだ。

出港桟橋を観ると、自分のボートの前に、出港する大型クルーザーが2艇、控えている。

これでは、マイボートの出港は、もう少し時間が掛かりそうだ。

今、マイボートは点検中のようだ。 いつも点検してもらうのがバウの栓。

バウ最後尾の栓を開けるとビルジが少々出るのだ。 どこかから、雨水が浸入しているらしい。 

昨年、原因らしい接合部を修理してもらったが、その部分が完璧ではないのだろうか?





                
          
  出港桟橋で準備中のクルーザー A                          出港桟橋で準備中のクルーザー B




しばらくして、出港桟橋の1艇が出港する。 続いて、マイボートを下架してくれる。





                         
                                 
  マイボート下架中




マイボートは、出港桟橋に繋留後、燃料を満タンに。 さて、マイボートも出港です。 9:10,乗船。

エンジン始動。                        



                                 



9:20、回転が落ち着いて、出港。  クレーン下を離れる。 陸上保管艇も遠くなっていく。





                
                 
陸上保管艇                                          クレーン下




いつものように、マリーナ正面の向島の高見山を見る。





                          
                                  
クッキリ見える高見山




今日は、キスを狙う。 先ず、毎年GW中のキスポイントとしている田島の西端にある別荘地前の海域で試してみる。

マリーナを出港すると南へ舵をとり田島と横島の間に架かる睦橋を目指す。 

今日の潮は、大潮。 しかも、満潮は午前10時。 現在、9時25分。 一番潮が高い時間帯だ。

今だったら、安心して睦橋の下を通過できる。 昔、干潮時に通過しようとして魚探の水深表示が70cmだったことがある。 

『70cm』の表示を見ても、Uターンすることもできず、ドッキドッキで徐行通過した苦い経験がある。





            
                               
   今日の釣りポイント地図




遠方に見えていた睦橋が、だんだん近づいてくる。 目指すは、上の『今日の釣りポイント地図』の赤@ポイント。





                
              
遠方に睦橋が見える                                     近づいてきた睦橋




睦橋の下にも、釣り人が見える。 田島側にも横島側にも釣り人が見える。 キス狙いだろうか?





                          
                            
横島側からこの狭い水道にも竿を出している




キスを釣り上げる場面を見ることはできない。

マイボートは、無事、睦橋の下を通過して横田漁港に入る。

ここでも、たくさんの人が釣りをしている。 横島側を見ると、ボートで釣りをしている人。 防波堤の上で釣りをしている人。

みなさん、楽しんでいるようだ。




                





横田漁港の左右の大波止にも、たくさんの釣り人が詰めかけている。 離れ波止にも釣り人が上がって頑張っている。





                
            
離れ波止上でも頑張っている                             横島側の波止にもたくさんの釣り人




たくさんの釣り人を見ながら、横田漁港を南へ出る。 そうそう、ここで注意することは、南へ向かって右の水路を出ること。

以前、何も気にすることなく、左へ進みかけてスタッフから声かけして頂いて、気づいたことがあった。 慌てて右へ針路を変更したことがある。

事故にならなくて良かった。

今日は、ちゃんと右へ進む。 離れ波止を抜け南側へ出る。 坊地ノ瀬戸に出ると、田島方向へ近づく。

下の『今日の釣りポイント@拡大地図』の『赤ブイ』の200mほど東へ、南欧風別荘地がある。 その別荘地を目指して進む。





            
                              
  今日の釣りポイント@拡大地図




赤ブイの近くまで来る。 

むむむさんと相談の結果、昨年は白ブイ辺りでキスの良型が釣れたので、白ブイ近くで竿を出してみようということになる。

白ブイ近くに移動する。

9:45、竿を出す。 竿に全神経を集中する。 しばらく時間が経過する。 「あれ? アタリがないなあ?」

この時季にこのポイントで、これ?  竿を出すと同時にアタリがあっても良いものだが・・・?

10:00、 アタリがある。 合わせる。 上がってきたのは?・・・・・・・、キスです。 「おっおっ〜、キスじゃあ」

「よ〜しっ、釣れるで〜」と、手返しも早く仕掛けを投入。

しかし、アタリがない。

むむむさんによると陸からの投げ釣りで、赤ブイ辺りでよくアタリがあるとのこと。

10:45、上地図『今日の釣りポイント@拡大地図』の赤ブイポイントへ移動する。





                          
                             
     赤ブイポイントから田島を見る




今日、このポイントには、他に2艇のボートが同じようにキスを狙っている。





                





このポイントで釣りをしている艇は、マイボートを含めて3艇。 どのボートも釣れている様子ではない。

しばらくして、この赤ブイポイントで釣りをしているのは、マイボートだけになった。

マイボートでも、キスのアタリはない。 竿を持つ手にも力が入らない。

ふと、燧灘方面(南方向)に目をやると・・・・、「あっ、あれは海上保安庁じゃないんかなあ?」と、声が出る。

燧灘から坊地ノ瀬戸に入ってくる。 けっこうなスピードで、こちらに向かっているように見える。 慌てて、ライフジャケットをとりに行きかける。 

しかし、巡視船はスピードを緩める気配がない。 横田漁港の方へ進んでいる。 そのまま、横田漁港へ入った。





                          
                            
マイボートを素通りし横田漁港へ入る巡視船




何か事件でもあったのかな? ライフジャケットを、とりに行こうかと思っただけで、そのまま釣りを続ける。

10分後、横田漁港から巡視船が出てきた。南方向へ進んでいる。




                          
                                
再び燧灘方面へ移動している




この巡視船の動きは、何だったのだろう? 横田漁港から、なにがしの連絡があったのだろうか? それにしては、あまりにも早く引き上げている。

何があったのだろうか???



釣況に変化はない。 ここで釣れたキスは、6匹のみ。 昨年の同時期には、40〜50匹ほど上がったことを記憶している。

場所を替えることにする。

11:35、横島沖に向け移動を始める。





            
                                  今日の釣りポイント地図




横山海岸に来てみると、多くの人が砂浜でレジャーの真っ最中だ。 砂浜では、キス狙いの投げ釣りをしている。

横山海岸の西端の波消しブロックの波止上でも投げ釣りをしている人がいる。





                
            
波止の先端で釣り、浜で磯遊び?                            遠投してキスを狙っている




11:45、マイボートは、横山海岸の沖、水深15〜20m辺りでキスを狙う。





            
                                       今日の釣りポイントA拡大地図




先ず、『今日の釣りポイントA拡大地図』のAエリアで竿を出してみる。 横山海岸西端の波止の近くでやってみる。

ボートが、浜の方向へ流され、釣りにくい。

少し東へ移動し、Bエリアで釣ってみる。 水深は15〜20mほど。 潮が動いていてアタリが分からない。

餌を確認しようと上げた針にキスの良型が釣れている。

アタリが分からないと、おもしろくない。

12:10、Cエリアへ移動する。

旧油所には、3箇所すべてに釣り人が上がって釣っている。旧油所のすぐ東側の小さなエリアでは、ボートが釣りをしている。





                





釜戸先端では、岩場のてっぺんで撒き餌をしながら、鯛? チヌ? を狙っている人もいる。





                
        
横島と当木の間は鯛が釣れるのだろうか?                      このような岩場の釣りも魅力的だ




このような岩場の釣りは、惹かれるものがある。 昔は、自分も阿伏兎観音の裏岩場でこのような釣りに凝っていたことを思い出す。

さて、ここでもキスの数釣りができる雰囲気はない。 移動しよう。

当木周辺で鯛を含めて何か狙ってみよう。

12:20、移動を始める。




            
                                         今日の釣りポイント地図




ポイントBでは、当木島の北側の魚礁海域と当木島東側の鯛のサビキポイント海域で、サビキ仕掛けで攻めてみることにする。





            
                               今日の釣りポイントB拡大地図




12:25、上地図『今日の釣りポイントB拡大地図』の線で囲まれた海域辺りで試してみる。

当木島北側の魚礁辺りからサビキ仕掛けを下ろしてみる。

当木島と横島の間に魚の群れのような反応がある。 そこへサビキを下ろしてみるが、アタリはない。

水深2〜3mの辺りへ魚の反応がある。 すぐに、サビキを下ろすと、イワシが数匹上がってくる。

狙いの魚は上がらない。



13:25、移動を始める。 内海大橋の下へ行ってみよう。





            
                                  今日の釣りポイント地図




移動を始めてすぐに、横島の「シーパーク大浜」が見えてくる。 7月になると賑やかなビーチになるだろう。

田島の内海中学校前を過ぎると、浜に多くの人たちが集まっている。 潮干狩りをしているらしい。





                
       
田島内海中学校東の浜は潮干狩りで賑わっている                     横島のシーパーク大浜 今はシーズンオフ 




やがて、内海大橋が見えてくる。





                          
                                  
内海大橋が見えてくる




内海大橋下では、いつものポイントで釣りができるようにボートを掛ける。 




            
                               今日の釣りポイントC拡大地図




13:45、上の『今日の釣りポイントC拡大地図』のAエリアで釣りができるように、ボートを掛ける。

このポイントは、潮が東へ流れるか、西へ流れるか、だけではアンカー打ちポイントを決めることができない。

上地図『今日の釣りポイントC拡大地図』のような流れの潮でも、ボートは東方向(阿伏兎方向)へ振られることもある。

掛かり釣りの時には、悩まされるポイントだ。 『うまくかけることができた』と思って釣りをしていても思惑と反対に振られることがある。

表面と中層と流れが違うこともあるのだろう。

今日も途中で一度、潮流にほんろうされる。 ボートが橋の下を東側へ移動しようとする。 浅瀬に乗り上げかけてヒヤリとした瞬間だ。

ここでは、キス・ギザミなど数匹が上がる。




                





ポツリポツリと上がるが、釣況は相変わらず良くない。 キス・ギザミが数匹釣れたのみ。 

このポイントの本命、真ダコやコウイカは釣れなかった。  



このポイントで釣りをしていると、橋の下を通過するボートが気になる。

尾道へ向かっている定期船やベラビスタマリーナのボートも見かける。

たまには、のんびりと定期船で島巡りの旅なんかもいいですね。 ベラビスタのクルーザーもお客を乗せてクルージング、これは何分コースかな?





                
            
尾道駅前に向かっている定期船                              ベラビスタマリーナのクルーザー




15:50、今日は終わりにしよう。

ここでは、これから、コウイカやタコも混じってくるだろう。 

すでに「コウイカが釣れたよ」「真ダコが釣れたよ」という声も聞いた。

次回に再挑戦してみよう。



マリーナへ帰港の連絡を入れて、移動始める。

いつものように、(株)常石造船の船が気になる。 ここの貨物船はブロックごとに建造して、そのブロックを合体させるという方法がよくわかる。





                
          
各ブロックを合体させると巨大な貨物船に                             最後尾部分のブロック




ベラビスタマリーナが見えてくる。





                          
                                   
ベラビスタマリーナ




16:15、入港します。


                          
                                     
帰ってきました




帰港すると、桟橋に先に帰港した大型クルーザーが繋留している。 しかし、そのクルーザーは海上繋留艇のようだ。

クレーンは使用しない。 お先にクレーンを使わせていただく。 マイボートは、すぐに上架。





                
            
  給油中の大型クルーザー                                   マイボート上架中




給油中の大型クルーザーが気になる。 なにがって? もちろん給油です。 一回の出港でどのくらい燃料を使ったのでしょうか?

つい、メーターに目が行く。 100Lを超える、『そうだろうなあ、200Lくらいいくのかな?』

200Lを超える、『えっ、ドラム缶1本超え!そうか、200L以上かあ、高くつくなあ』 メーターの数値はどんどん上がっていく。

300Lを超える、『えっ、まだ? ドラム缶2本分いく? こんなボートに乗ってなくて良かった。買えんじゃろう(影の声)』

400Lを超える、『えっ!! 』無言。

500Lを超える、『はい、もう見ないでおきます』



上陸してマリーナへ上がる。 ここの「SOFUカフェ」では、これから結婚披露宴が予定されているようだ。

いつもと、少々雰囲気が違う。

ハンバーガーショップの前では、参加者の方?が時間待ちの様子。





                
            
カフェは披露宴パーティー会場に                                  バーガーショップ




さて、片付け・掃除とエンジン洗浄をしよう。 今日は、少ない釣果を持ち帰ります。 むむむさん、ありがとうございます。

次回は、釣れるはずです。 はい。




                     わずかばかりの釣果




        
                  キス8匹(22〜14cm)、ギザミ3匹(20〜15cm)、イワシ2匹(12cm)、フグ1匹(13cm)


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