160514
今年の釣りは、不漁が続いている。 2月〜3月の3回の出港は絶不調という結果に終わっている。
5月5日の出港も、キスが8匹と低調だった。
しかし、海水温が徐々に上がってきている。 キスが活発に捕食するとされている海水温19℃に近づきつつある。
先日、畑の除草作業中に、隣の畑で除草剤を散布されている近所の方と会った。
その人は、3月26日にキスを釣りに一緒に出港した町内のAさんだった。 釣りの話をしていると、「ぜひキスを釣りに行こう」という話になった。
その時に、出港日は今日、5月14日(土)ということになっていた。
参加メンバーも、これから募ってみることになっていた。
Aさん、「わしが、自分を含めて4人をセットする。 船長は、自分を含めて参加者2人を頼むで」と。
『そうじゃなあ、6人で出港か、それで船内はいっぱいいっぱいじゃなあ』
しかし、土曜日は毎週、14:00からギターライブがある。
そこで、「早めに出港して昼には帰港する。 その後、ライブ予定のカフェに駆けつける」という計画で、釣りとギターライブの両立を予定している。
5月14日、5:20、行動開始。隣のおじさんを迎えに行く。
一緒に、地元JA駐車場に行き、他の参加者と合流する。 打ち合わせでは、ここで4名の参加者と合流する予定だったが、今日は参加者2名に。
今日の出港スタッフは、船長含め4名ということに。
5:30、地元JAを出発する。 200mほど走ると、コンビニ「セブンイレブン」がある。 今日はここで我々の飲み物と食べ物を購入する。
再び、移動を始める。
今日も良い天気になりそうです(この先は、松永の貯木場)
柳津町に入る。 いつもの釣り具店「タイム」で、餌、その他の道具を揃える。
釣り具店「タイム」
6:20、ベラビスタマリーナの駐車場に着く。 荷物をまとめて、マリーナの出港桟橋へ移動する。
早朝のマリーナに人影はない
今日は、マイボートのキーもキャビンの中に置いてあるはずだ。 前回、早朝出港の折りにはキーを準備してもらうのを忘れて、失敗した。
出発が大幅に遅れた苦い出来事があった。
今日、マイボートは出港桟橋の奥の方に繋留されている。 他にも、早朝出港のボートが1艇係留されている。
出港を待つマイボート 早朝出港するボートがもう1艇
さっそく、今日の出港スタッフ4人が乗り込み荷物の整理。 エンジンスタート。 暖機運転3分。
6:30、出港する。 クレーンが遠ざかる。 陸上保管艇が遠ざかる
マリーナを出るとすぐ、正面の高見山を見る。 今はやや霞んでいるようだが、今日の天気を考えると遠方までクッキリ見えるようになるだろう。
今日の高見山
今日は、先ず田島の別荘地前の海域でキスの数釣りをする。 もう、キスが普通に釣れてもいい時季だ。
その後のことは、別荘地前の釣果を見て考えよう。
今日の釣り行程地図
南へ舵をとる。 目指すは田島と横島の間に架かる睦橋。 しばらく進むと百島の東の赤燈台近くで釣りをしているボートが見える。
キス狙いのボートのようだ。 いつもこのポイントには、ボートがいるようだ。 キスのシーズンには、試してみたいポイントだ。
赤灯台の近くで釣りをしている
すぐに睦橋が近づいてくる。
睦橋が近づいてくる 今日も睦橋の下を通過しよう
睦橋の下では、護岸の上から釣り人が竿を出している。
釣れているのかな?
横田漁港に入る。 田島側からの波止にも横島側からの波止にも多くの釣り人が見える。
田島側の波止 横島側の波止
横田漁港から波止を抜けて坊地ノ瀬戸に出る。 田島側の別荘地前を目指して進む。
今日は、早朝にも関わらず、すでに2艇が釣りをしている。
6:50、今日は、白ブイと赤ブイの間(今日の釣りポイント@拡大地図のB)で釣りを始める。
今日の釣りポイント@拡大地図
Bの海域を釣っていると、北方向へ流される。 たま〜にアタリがありキスが釣れる。 Bの海域を、流されては戻りしながら繰り返し釣る。
予想していたような頻繁なアタリはない。 他のボートもこの海域で、あちこちと移動を繰り返している。
今日は小型船が多い 移動を繰り返している
マイボートでは、数匹が釣れたのみ。
やや大型を目指して、今日の釣りポイント@拡大地図のAを繰り返し流してみる。 ここもポツポツと釣れる。 もう一歩だ。
次は、思い切って、今日の釣りポイント@拡大地図のC海域を流してみる。 ここは、A・B海域よりも浅い。
しかし、キスの数はやや多いように感じる。 型は、良くない。 C海域を繰り返し流してみる。
小型や普通サイズが、ポツリポツリと釣れる。
もう少し変化が欲しい。 他のポイントへ移動することにする。 隣のおじさん推薦のポイントへ移動しよう。
大昔(20年ほど前)、良型がたくさん釣れたポイントらしい。
8:55、箱崎漁港を目指して移動を始める。
今日の釣り行程地図
9:10、上の今日の釣り行程地図のAに着く。 ここは、波消ブロックが積み上げてある波止が3つ並んでいるすぐ近くになる。
向こうには波止が3つ並んでいる
今日の釣りポイントA拡大地図
上の「今日の釣りポイントA拡大地図」の明神社の沖に波止が3つ並んでいる。 赤A地点にボートを掛け、赤○海域を釣る。
水深5〜8mと、やや浅い。
9:15、釣り始める。 ここのキスは、やや型が良い。 釣れる頻度もやや多いようだ。
水深7〜8mでは、良型が混じる確率が高い。 やはり赤○内でも深い方が良型が釣れる。
このポイントは、初めてだが、優良ポイントとしてチェックしておこう。 また、来て試してみたいポイントだ。 釣り荒れもしていないようだ。
今日は、様々なキスポイントで試してみたい。
10:10、東方向へ移動を始める。
「今日の釣りポイントA拡大地図」の明神社沖を100mあまり東へ移動した辺り、岩場が海に迫り出した辺りの沖に釣り船が一艇。
何を狙っているのだろう?
この釣り船の近くをゆっくり通過しながら、『この釣り船は、何を狙っているのだろう?』と見つめる。
その時、船内のスタッフが「あれ? エンジンが何かを引っ張っとる!」と。
マイボートを止め、後方の海面を見る。 確かにロープが後方に尾を引いている。
漂流ロープが絡んだようだ。 ペラに絡んだロープを解いて再び東へ移動する。 目指すは、鞆の浦の仙酔島。
今日の釣り行程地図
仙酔島の東側に大きな湾がある。 ここでは、6月になるとキスの良型が釣れる。 しかも他のポイントにはいないような大型が釣れることがある。
しかし、そのようなキスが安定して釣れるのは6月。 今日は、まだ5月中旬。
しかし、『大型が釣れるかもしれない』という誘惑には勝てない。 まだ時季が早いかもしれないが、一応行ってみることにする。
東へ進んでいると左側に、小室浜海水浴場が見える。 夏のシーズンを前にビーチはきれいになっている。すでに準備OKのようだ。
考えてみると、広島県東部の本土側でこのような自然の海岸線が残っている海水浴場は、他にないのではないかな?
数少なくなった自然の海岸線が残る小室浜海水浴場 見えてきた鞆港
すぐに、鞆港も見えてくる。 正面には仙酔島とつつじ島が見えている。
仙酔島とつつじ島
仙酔島とつつじ島の間では、数艇が釣りをしている。 それぞれ自分のポイントを狙っているのだろう。
仙酔島側の岩場に近いポイントやツツジ島に近いポイント等、いろんなポイントで釣っている。
マイボートは、仙酔島の南側から東側へ周り、京ケ岬を左に見ながら仙酔島の東湾内に入っていく。
6月のキスシーズンには、「今日の釣りポイントB拡大地図」のA海域で良く釣れる。 けっこう浅いポイントが良いのだ。
10:50、先ずAポイントにアンカーを掛ける。 水深4m。 ところが・・・
思っていたようには釣れない。 極小のキスがぼちぼち上がってくる。 極小のトラキスも混じってくる。
やはり、このポイントは、まだ早すぎたのか?
今日の釣りポイントB拡大地図
やや沖に移動してみよう。
11:10、「今日の釣りポイントB拡大地図」のB海域にアンカーを掛ける。
Bから湾内の浜を見る
しばらく、頑張ってみる。 ここから沖へ投入してみたり、内側の浜方向へ投げてみたりしてみる。
しかし、状況はあまり変わらない。 しかし、今日は、良くない中でも、わずかにB海域の方が釣果がいいようだ。
ここでは、小型のキスが7〜8匹ほど上がる。
12:10、移動を始める。 次は、ハチカサノ瀬ポイントに行ってみる。 今まで、5月に目立った釣果があった年はない。
釣れた年でも6月から釣れている。 しかし、『ひょっとして・・・?』という期待がある。 一応行ってみるとしよう。
今日の釣り行程地図
仙酔島とつつじ島の間を南へ走る。 波に揺られながら、のんびりクルージングを楽しむ。
12:40,ハチカサノ瀬ポイントに到着。 他のボートはいない。
魚探で、海の様子を見るが・・・・、良くない。 ポイント上を、いろんな方向から移動しながら魚探で探ってみる。 やはり良い反応がない。
良い反応がない中、少しでも可能性がありそうなポイントにアンカーを下ろしてみよう。
ハチカサノ瀬浮標
12:55、いちかばちか、アンカーを下ろして掛かり釣りを始める。
アタリがない状態が続く。 が、粘ってみる。 やはり良くない。 諦めよう。
13:20、移動を始める。 内海大橋下で、コウイカ・タコ用に餌木も付けて、キス・ギザミを狙ってみよう。
今日の釣り行程地図
北西に進路をとり、のんびり移動する。
右方向には、仙酔島とつつじ島が見えている。 続いて鞆の浦の町並みも見えくる。
鞆の浦の町並み 仙酔島とつつじ島
やがて、阿伏兎観音が近づいてくる。 安全な航海ができた御礼をしながら通過する。
観音の参道下では、多くの人が磯遊びをしている。 いよいよ、海遊びのシーズンです。
磯遊びをしている人も・・・ 阿伏兎観音前を通過
今日のぽかぽか陽気に誘われて、海辺のレジャーを楽しんでいる人も多いようだ。
観音の向かい側の旧あぶと海水浴場の浜にも釣り人の姿が見える。 あぶと館前にも磯遊びをしている人が見える。
旧あぶと海水浴場の浜にも釣り人が・・・ あぶと館の前には磯遊びをする人が・・・・
内海大橋を目指して、西へ進む。 左にフィッシャリーナを見ながら走る。
フィッシャリーナ、また大型クルーザーが増えた?
内海大橋が近づいてくる。
いつものポイントにボートはいない 内海大橋が近づいてくる
内海大橋下の、いつものポイントにボートはいない。 近くの石積みの波止先端では、釣り人が投げ釣りをしている。
近くの波止上には釣り人が・・・
ここでは、いつものポイントにマイボートを掛ける。
今日の釣りポイントD拡大地図
13:50、上の「今日の釣りポイントD拡大地図」のAにボートを掛ける。 今日は潮の流れと同じ方向に船が流されている。
潮の流れで船の位置が予測できる。 ここは時々、アンカーを掛けても、船が予測した位置とまったく違う所へ移動することがあるのだ。
今日は、「今日の釣りポイントD拡大地図」のAに船を安定させることができる。
ポイントAから本土方向を見る ポイントAから、3番目の橋脚を見る
Aポイントで、みなさん竿を出す。 キスとコウイカ・タコの仕掛けを併用している。
しかし、どういうわけか、今日はキスだけが釣れる。
14:05〜14:20までの間に、「おお〜!」と、歓声が上がるほどの大型キス3匹を含めキスが5匹上がる。
それも、上の「今日の釣りポイントD拡大地図」のA海域の北端辺りで良型が釣れる。
今日は、ここでギザミは釣れない。 コウイカも釣れない。
途中、観光船が橋の下を通過する。 その船のガイドさんの説明がこちらまで、漏れ聞こえてくる。
すぐ近くを通過中の観光船
ガイドさんの声、「みなさん、これから通過する橋は内海大橋と申します。 この橋は、真っ直ぐではなく、湾曲しています。
真っ直ぐな橋にすると工事費も安くなったのですが、なぜこのように曲がって長くなっているのでしょうか?」と。 少々の間を置いて。
ガイドさんの声、「それは、予定していた田島側の予定地の地盤が固くて、橋の取り付けが難しかったので現在のように湾曲して、
地盤が軟らかいところへ橋を取り付けたのだそうです。そのため工事費は、ぐんと高くなったそうです」とのこと。
マイボートのスタッフ一同、「うんうん、そうだったんかあ」と納得。
釣れない時間帯が続く。
14:35、今日は、終了にしよう。 アンカーを上げる。 マリーナへ帰港の連絡を入れる。
14:40、移動を始める。 (株)常石造船を右に見ながらマリーナを目指す。
マリーナが見えてくる (株)常石造船
14:55、マリーナへ帰港する。
マリーナへ戻ってきたものの、先に上架したクルーザーが、陸上で移動できないとのことで、今クレーンが使用できないそうだ。
マリーナスタッフ、「このまま、出港桟橋へ繋留しておいて下さい。後で上架してエンジン洗浄をしておきます」とのこと。
そういうことなら、致し方ない。 お願いするとしよう。
今日の、僅かばかりの釣果を撮影してスタッフのみなさんに持ち帰ってもらおう。
今日の魚は、すべてイケスへ入れている。 海上なので底の栓を開けていると、キスたちは元気元気。
なかなか、タモに入ってくれない。 やっと、すべてを掬い上げても、写真を撮ることができない。 キス君たちは跳ね回っている。
そこで、大きなビニル袋に入れて撮影することに。 袋に入れるとキスは霞んでよく見えないが、一応撮影終了。
次回の出港では、キスももっと活発になることでしょう。 ハ○○○ノ瀬も、そろそろ上がり始めることでしょう。
今日のキス釣り、みなさん早朝からお疲れ様でした。