170122
先日仕事帰りに、カフェ「プラチナサロン」の前で『大正琴コンサート』の立て看板を見つけた。
日時は『1月22日午後2時』となっていた。 この『大正琴』という3文字に惹かれたのだ。
これには理由がある。
実は来月、高齢者介護施設でギターの演奏をすることになっている。
70~80歳代の高齢者の方に聴いてもらうには、どのような曲がいいのか、気になっていた。
そんな時に、『大正琴』という3文字を見かけて『高齢者』のみなさんと結び付いたのだ。
大正琴を弾くのも聴くのも高齢者の方が多いのじゃないか、と勝手に結びつけていた。
1月22日午後1時45分、『プラチナサロン』の催し物会場に着く。
会場には、7~8人のお客様が来ている。 やはり、聴く人も高齢の方がメインのようだ。
さらに、お客様が増えて20人近くなる。
2時、演奏者のみなさんが、ステージ上に登場する。 大正琴の『宴』と紹介される。
『宴』の代表者が、「普段は府中市上下町の上下町民会館で練習しているグループです」と自己紹介から始まる。
メンバーの中の40歳代?の方を見て『あれ!? 大正琴のメンバーだから高齢者とは限らないなあ。』と思う。
しかし、会場に高齢者の方が多いことで判断すると、『でも、高齢者のみなさんの好きな曲の傾向は分かりそうだ』とも思う。
演奏が始まる。
① てんとう虫のサンバ
最初の曲から驚きです。 自分が勝手に思い込んでいた大正琴の演奏とはずいぶん違います。
まず、アンプを使用していること。 マイクを楽器の近くに置いてある? それともコンタクトマイクのような方法で?
さらに驚いたことは、高音や低音の音域を担当する琴があるということ。
失礼ながら、大正琴の演奏といえばみなさんが同じメロディーを弾くのだと思い込んでいました。
今日の演奏は、少なくとも3つのパートに分かれているようです。
もちろんメロディーがあります。 さらに、ベースがあり、時々ハモりが入ったりオブリガートのラインが入ったり・・・等々。
『へーえ、これだったら普通に大正琴だけで曲が成立するんだ』と、感心しきり。
ただ、みなさん今回が初めての演奏会のようで、かなり緊張されていたようです。
『普段、練習をされている時のリラックスした演奏を聴いてみたい』と思いました。
また、次回の演奏があれば、ぜひ聴かせていただきたいと思います。
今日の演奏は、
① てんとう虫のサンバ ② 津軽海峡冬景色 ③ 雪椿 ④ 焚き火 ⑤ 雪
⑥ スキー ⑦ 五木ひろし作曲の? ⑧ 瀬戸の花嫁 ⑨ 高原列車は行く ⑩ 希望
アンコールで、 ⑪ ふるさと を演奏してコンサートが終了しました。
演奏後、代表の方に質問させていただきました。
音響について、尋ねました。
「これを使わないと音が出ないのです」とのことでした。
ちょっと、はっきり分からなかったのですが、たぶん?各楽器からミキサーへ流し、そこからアンプへ飛ばしているのかな?
と、勝手に判断。
今日は、大正琴という楽器を再認識させられました。 自分が勝手に『大正琴の演奏は、こうだ』と、思い込んでいただけですが・・・。
また、機会があれば『宴』のみなさんの演奏を聴かせていただきたいと思います。
今日のプログラムは、自分の演奏にも参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
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