170723
町内会釣り部会のTさんから連絡があった。
「Hさんが大三島出身で、小さい頃から島で釣りをしている。 大三島の釣りポイントで試してみないか?」と。
久しぶりに遠征をして、釣りポイントを教えてもらうのもおもしろそうだと「OK」の返事をした。
その後、Hさんからの連絡があった。
「大三島で釣りをしていたのは数十年も昔のことなので、島の釣りポイントは、よく分からない」と。
『そりゃあ、そうかもしれんなあ』と、予定を変更する。
本日の釣りポイント
① ハチカサノ瀬で、アジねらい
② 走島天女浜西で、キス・ギザミねらい
③ 内海大橋近辺で、タコ・キス・鯛ねらい
と、この時季の定番の釣行になる。
今回の釣りスタッフは、Kさん・Hさん・Mさん・船長の4名。
当日7時、JA栗生支店駐車場に集合して出発する。
7:25、柳津町の釣り具店「タイム」に寄る。
氷・キス用の餌(砂ムシ)・アジ用のサビキ等々を購入する。
今、ママカリが旬だ。
今日の潮は、大潮で早朝5時前が底、ということは因島大橋の下では5時半頃から入れ食いになっていたはずだ。
すでに、ママカリの潮は終了している。 朝5時出港にしていたら『ママカリの大漁の後、あじ釣りへ』ということになっていた?
ということで、今日はママカリ用のサビキは購入しない。
仕掛けは、アジ用のサビキ(鳴門船サビキ)を購入する。 みなさんは、もうこの時点でアジを釣った気分になっている?
いつも思うが、釣行の時には、「行き」の時間帯がワクワクして一番楽しい。
現地に着いて、いざ釣りを始めると釣れないことも多く、ガッカリすることの方が多い。
せいぜい、釣り道具の買い物を楽しんでおこう。
7:35、続いてコンビニに寄る。
浦崎町の「セブンイレブン」。 ここで、我々用の餌を購入。
今日も暑くなりそうなので、水分補給用のペットボトルを多めに購入しておこう。
浦崎町の「セブンイレブン」
これで、準備はOK。 いざ、マリーナへ。
7:50、ベラビスタマリーナ着。
ここの営業は、9時からなので、今日のように8時出港となると、事前にボートの下架をお願いしておかなければならない。
今回も、事前に下架と給油をお願いしておいた。
いつものように、出港桟橋を確認する。 『あれっ! マイボートがない!』
出港桟橋に繋留されているはずのマイボートがないのだ。 しかし、しかし・・・・・、よ~く見ると・・・・
やや沖の海上繋留用桟橋に、マイボートがあるではないか。
スタッフのみなさん、荷物をもって繋留用桟橋へ移動する。
マイボートに乗り込む。 燃料を確認すると満タンになっている。
マリーナスタッフのみなさん、いつもわがままを聞いて頂きありがとうございます。
海上繋留用桟橋のマイボート
荷物積み込みOK、スタッフ全員乗船。
8:15、15分遅れで出港です。
出港桟橋には、加島のアクティビティーエリアへ移動するお客様専用の船が待機している。
陸上保管艇は、ほとんど出港していない。 あっそうか、まだ9時になってないからか。
陸上保管艇を眺めながら出港 加島とマリーナ往復専用?ボート
準備中の水上飛行艇
マリーナを出港すると、正面の高見山を見る。 やや霞んでいる。 海上での見張りに気を付けよう。
高見山が霞んで見える
現在、大潮の干潮がら4時間が経過しようとしている。 ということは、田島と横島を結ぶ睦橋の下も充分通過できそうだ。
百島の東側を南方向へ移動する。
ハチカサノ瀬へ
穏やかな海面を、睦橋を目指して南下していく。
睦橋を目指して進む 安心して通過できる水深がある
この睦橋の下の護岸には、いつも2~3人の釣り人が竿を出している。
前回と同じ人かな? 今日も、頑張っておられる。
いつも、頑張っているおじさん
橋を抜けると、漁港内に入る。 田島側の釣りイカダには、何人か釣り人が見える。
右側には横島の街並みが見える。
田島側の釣りイカダ 横島の街並み
両方の島から出ている波止には、釣り人が竿を出している。 離れ波止に釣り人はいない。
釣り上げる場面は見ることができない。
田島側波止の釣り人 港の外(南側)の離れ波止
離れ波止を回って、備後灘に出る。 海上の波は穏やかだ。
のんびりクルージングするヨットも・・
8:40、ハチカサノ瀬着
さっそく漁探を確認する。 なんと、明らかにアジらしい魚影が映し出されている。
慌ただしく、鳴門船サビキをセットする。
8:45、仕掛けを投入する。 竿先に反応がある。
上げてみると、アジが上がってくる。 獲物を取り外してイケスに入れる。 そしてまた仕掛けを海中へ投げ込む。
入れ食いとまではいかない。 が、仕掛けを入れると必ずアタリがある。
しかし、型に満足できない。 20cm半ばのものが多い。
なんとか、30cm級が上がってこないかと、頑張ってみる。 しかし、ポツリポツリと上がってくるのは、20cm級ばかり。
1時間ほどアタリが続く。
9:50、ほとんどアタリがなくなった。
しかし、「まだ釣れるのではないか、良型が上がるのではないか」と、なかなかあきらめがつかない。
10:10、まったくアタリがない。 ハチカサノ瀬をあきらめ、移動することに。
走島天女浜西へ
10:20、走島へ移動を始める。 穏やかな海をのんびり移動する。
走島で、夏キスの数釣りをしてみよう。
10:40、やってきました、走島天女浜西の砂浜沖。 水深5~6mにアンカーを掛ける。
天女浜西砂浜
10:35、流線針に砂虫をつけて仕掛けを投入する。
すぐにアタリがある。 毎年このシーズン(7月・8月)には、良く釣れるポイントだが、今日は型も良いようだ。
けっこうな良型キスも上がってくる。 キス・ギザミ中心に順調に釣れる。
海水浴場近くの沖の方でも、キス・ギザミを釣っている船がある。 時々、海に入って泳いだり釣りをしたり、夏を楽しんでいる。
若者グループのようだ。 その船でも、キス・ギザミが順調に釣れている。
近くの船も順調にキス・ギザミを釣り上げている
真夏ならではの光景だ。 他の季節では考えられない。
海面で、バシャバシャ泳ぎながらでも、その下(水深5~6m)のキス・ギザミがたくさん釣れているのだ。
マイボートでも、順調な釣果が続いている。 時々、良型のキスも上がってくる。
ここは毎年、夏キスは夏キスらしく小振りなキスが多いのだが、今年はちょっと違うようだ。
嬉しい誤算だ。 これが、しばらく9月くらいまで続いてくれるといいのだが・・・。
残念ながら、このポイントは、7月・8月限定なのだ。 たいてい、9月になるとぱったりアタリがなくなる。
さて、今年はどうでしょうか? 期待はできません。
12:50、50~60匹ほど釣れたかな? 昼食も済ませる。
『次のポイントへ』という雰囲気になる。
13:00、内海大橋下ポイントへ移動を始める。
走島から内海大橋付近へ
阿伏兎の瀬戸入り口を目指して走る。 今日は、海上の波はなく、走りやすい。
阿伏兎の瀬戸を目指す
しばらく走ると、右方向に小室浜海水浴場が見えてくる。 現在、福山市の本土で自然の砂浜が残る貴重な海水浴場となっている。
この辺り以外は、すべて護岸工事が行われ自然の海岸はなくなってしまった。
この砂浜に人影が見えるのは、1年間で夏場1ヶ月ほどになった。 昔、ここ小室浜では多くの人が天然アサリの潮干狩りをしていた。
小室浜海水浴場
さらに進んで、阿伏兎の瀬戸入り口に来ると、阿伏兎観音がある。
阿伏兎観音
阿伏兎の観音様に、今日の釣果と航海安全のお礼をしながら通過する。
阿伏兎の瀬戸に入る。
右方向に「あぶと館」、左方向に「旧あぶと海水浴場」を見ながら走る。
旧あぶと海水浴場 あぶと館
さらに進むと、左方向に「クレセントビーチ」・「フィッシャリーナ」が見えてくる。
クレセントビーチでは、多くの人が夏の海を楽しんでいるようだ。
クレセントビーチ フィッシャリーナ
前方に、内海大橋が近づいてくる。 この時間、橋の下付近で釣りをしている船はいない。
内海大橋が近づいてくる
13:20、いつものように橋を西側へ抜けて橋脚の近くを流してみる。
スタッフのみなさんは、タコテンヤでタコを狙っている人・?でタコを狙っている人・砂虫を付けてキスを狙っている人、等々様々。
しばらく釣ってみるが、まったくアタリがない。
釣りの途中、珍しい光景を目撃。
ゆっくり、のんびりと、モーターヨットが東から内海大橋の下へやってくる。
『あんなヨットで、1週間ほどかけて瀬戸内海をクルージングしてみたいなあ』(決して、「1年かけて」とか「世界中を・・」、とは言わない)
阿伏兎の瀬戸を移動するモーターヨット
マイボートの近くを通り過ぎる。
自分が、モーターヨットに乗っている気分で眺めていると、マストが気になる。
『このくらいのヨットになるとマストが、えらい長いなあ』
内海大橋に近づいていく。
『えっ! あれっ? ぶ・ぶつかる・・・・は・は・橋とぶつかる~っ』と・・・・その瞬間、何事もなかったように、ヨットは西側へ通過。
『マストの先端と橋脚の隙間は5cmもなかった。きょうの干潮は17時頃、潮によってはぶつかっていた?』と一人、ドキドキ。
『あの船長は、現在の潮高を確認してあんなギリギリの航行をしたのか? もし波が高かったら?』と、一人ゾッとする。
釣りに集中しているマイボートスタッフに、「今のヨット、ほんまに危なかった。ぶつかるとこじゃった」と言うと、
一同「・・・・・・?」、スタッフの一人「釣れんなあ・・」と。
船長『心臓に悪いものを見てしまった。自分の船ではないのだが・・・、あ~、見てはいけないものを見てしまった。』
13:45、大橋の東側へ移動してみる。
本土側にクレーンがある。 その沖辺りに釣り船がいる。
虫餌を付けて釣っている。 時々キスが釣れているが、それが狙いではないらしい。
鯛ポイント?からクレーンを見る
マイボートスタッフ、「この辺りは、鯛のポイントなんじゃ。 あの船も鯛を狙っとるんじゃろう」と。
その辺りを、小移動しながら、鯛とキスを狙って見る。
時々、キスは釣れるが、鯛は釣れない。
このポイントで1時間ほど頑張ってみるが・・・・、ギブアップ。 終了にします。
14:55、 マリーナへ移動。
移動途中に、巡視船とすれ違う。
『これには、ドキドキしなくていい。船体検査終了のシールをきちんと貼り付けてある、安心だ。』
昔、釣りをしていた時、巡視船が近づいてきて船検のシールがないと指摘されたことがある。
船検は受けていたのだが、シールを貼り忘れていたのだ。 後日、海上保安庁に行き船検証を見せ罰金を支払ったことがある。
巡視船と遭遇
(株)常石造船は、いつも建造中・修理中の貨物船でいっぱいだ。
15:05、マリーナ帰港。
マイボート上架中
船艇清掃・ゴミ処理・エンジン洗浄・釣果の仕分け等を行う。
今回の釣果は、型に不満が残る。 次回は、30cm超級アジの数釣りを確認して終了となる。
アジ55匹(22~26cm)、キス40匹(12~25cm)、ギザミ20匹(20~15cm)、コチ5匹(15cm)
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