171112
前回の出港は、9月24日だった。
その時の解散時に、『次回の釣りは、船長の農作業(稲刈り)が終了した頃にしよう。タチウオ狙いで』という予定になっていた。
例年だったら、10月上旬には稲刈りをする。 遅くても10月中旬には,新米ができて米の収穫はすべて終了している予定だった。
ところがところが、今年の稲刈りは天候のせいで例年になく遅くなった。
結局、我が家の稲刈りが終了したのが10月31日。
しかし、不思議と米がよく乾燥していたので、次の11月1日に、トウス(籾摺り)ができた。
稲刈り終了の次の日に、新米ができたのだ。
今年の米収穫作業で、不思議だったことが2つある。
① 不思議と米がよく乾燥していたので、刈り取った次の11月1日に、トウス(籾摺り)ができた。
雨が続いていたが、米はよく熟していると雨に濡れても米粒まで湿気たりしないものなのか?
よく熟していると、長雨などには関係なく乾燥しているものだろうか? 現に、よく乾燥していた。
② 今年は、米がしっかり熟すまで稲刈りをしなかった(できなかった)ので、新米の味もさぞかしいいだろうと思っていた。
ところが、近所の人が言うには、「米粒は完熟する前に収穫した方がおいしいものなんだ。
だから、今まで完熟前の9月下旬から10月上旬に稲刈りをしていたんだ」とのこと。
実際は、どうなのだろうかと、我が家の新米を食してみる。 新米らしい旨さがある。
本当のところどうなのだろうか。 米は、完熟前に刈り取った方が美味いのだろうか?
おっと、このページは、農作業ページではない。 釣りのページでした。
このページは、今回のタチウオ狙いの出港についての報告です。 では、・・・
朝8時過ぎ、府中のハローズで、たーさんと待ち合わせをしている。
8:02、ハローズに行くと、すでに、たーさんが待っている。
挨拶もそこそこに、たーさんと同乗してマリーナへ向かう。
移動中には,現在の釣況が話題になる。
「今、タチウオが上がっている。 近場でも上がっているらしい。」と、これから出港する釣り人にとって嬉しい話題が出る。
今日は天気もよさそうだ(正面は、松永貯木場)
8:35、柳津町の「タイム」へ。
ここでは、もしもの時のために青ムシを購入する。 タチウオ用の餌は、自宅の冷蔵庫から持参している。
前回の釣りで、タチウオの反応があればタチウオ釣りが実行できるように、冷凍イワシを準備していた。
しかし、予定通りタチウオの反応がなかったので、自宅の冷蔵庫で保存しておいた。 それを今日、持参している。
柳津町の「タイム」
8:47、コンビニへ寄る。 我々の餌、いや弁当と飲み物を購入する。
浦崎町の「セブンイレブン」
8:50前、ベラビスタマリーナ着。
駐車場には、むむむさん、カープ大好きさん、が到着している。
今日の出港スタッフは、むむむさん、カープ大好きさん、たーさん、船長の4人になる。
マリーナの出港桟橋へ移動する。 『あれ!? 桟橋にマイボートが繋留されていない』
フロントに問い合わせてみる。 「ボートは当日の下架でよいということだったので、9時から下架します。」とのこと。
『なるほど』 しばし、待つことになる。 やがて、マイボートが運ばれてくる。
クレーンまで移動中のマイボート
9:05、マイボートが、下架され出港桟橋に繋留される。 『さて、次は給油だ』
今日、担当のスタッフ2名が、給油ホースの先を給油口へ。 他のスタッフが給油口を開けて・・・・・
開けて・・・・、 『あれっ!?』 『給油口のキャップが開かない!?』
マリーナスタッフ、「どうしたんでしょう? キャップが開かないですねえ」と、大型スパナを持ってきてキャップと格闘している。
キャップと格闘中のマリーナスタッフ
自分も、キャップを開けようと、いろいろ試してみる。開かない。 『このまま時間を遅らせるのはまずい』
しばし、考える。
前回のガソリン使用量は、50リッターほどだったように記憶している。
ボートのガソリンタンクには、まだ150リッターほど残っているはずだ。
今日の出港で、とんでもないほど遠方に行かない限り、ガス欠になることはあり得ない。
いつもの釣りエリアだったら、ガソリン使用量は、いくら多くても2桁を超えることはない。
今日のところは、キャップはそのままで給油をしないで出港することにしよう。
9:40、給油キャップのトラブルで、40分遅れて出港する。
クレーン下を離れる
遊覧飛行機も、出発前の点検が行われているようだ。 最近、機体のの色が赤色になったのか?
マリーナ正面、向島の高見山を見る。
向島の高見山
高見山は、よく見える。 海上の見通しは、ほぼ問題ないようだ。
今日は、の狙いは「タチウオ」。 先ず、定番の因島東海域へ行ってみよう。
マリーナを出ると、進路を西へとる。
左遠方には、百島北端にある貸し別荘群が迫ってくる。 ここは、リーズナブルな貸別荘群があるそうだ。
小グループで1軒借りて、釣りと宴会というのもいいのではないだろうか?
となると、冬ではなく夏に限るかな。
百島の貸し別荘群 前には、砂浜・・・・・キスが釣れる?
百島の北側を通過すると、進路を南へとり、百島と加島の間を南へ移動する。
釣りをしている?漁船が1艇。 ここで何を釣っているのだろうか?
さらに南へ移動する。 右方向へ因島大橋が見えてくる。
因島東海域を見回すが、船団が見えない・・・・・が、よ~く見ると釣り船のような影が点在している。
その釣り船の集まっている方へ移動してみる。
因島の椋浦東沖辺りに船団ができている。
9:55、その船団の中に入る。
因島椋浦沖の船団 タチウオの反応が出ているが・・・
ここに船団ができているが、もちろん入れ食い状態ではない。 ポツリポツリ状態でもない。
タチウオが上がっている場面を見ることはできない。 しかし、魚探の反応を見るとタチウオの反応がある。
ここで粘ってみることにする。
10:00、 仕掛けを投入する。
スタッフのみなさん、今日は冷凍イワシをつけて狙っている。 それぞれが、海中で餌が目立つような工夫をされている。
船団は、潮に乗って移動して行く。
この辺りで、2流しする。 アタリはない。
10:20、 やや当木島方向へ移動した辺りにも船団ができている。 そちらへ移動する。
やはり、船団ができている辺りには、タチウオらしい魚影が映っている。
さっそく、仕掛けを投入する。
10:25、「アタリだ!」と思ったスタッフ2人、実は、お互いの仕掛けが絡まっているんだと分かり、ガックリ。
それでも、真剣に仕掛けを動かしタチウオを誘う。
周りの船で、釣り上げている場面を見ることはできない。
10:40、タチウオの魚影を追いかけて少しずつ移動している船団にならって、マイボートも、少しずつ移動する。
この辺りでは、船団の他の船が釣り上げる場面を見ることができる。
黄色いジャンパーを着ている釣り人がタチウオの良型を釣り上げた。(シャッターが一瞬遅く、釣り上げたタチウオはボートの中に落ちている)
さらに、黒い帽子を被っている釣り人がタチウオを取り込み中だ。
釣り上げた良型タチウオは船内へ タチウオ取り込み中
これらの様子を見て、船内は盛り上がる。 「釣れるかも・・・」と。
ボートは、この船団の動きに合わせて移動を続けている。
11:03、たーさんが竿を大きくあおる。 タチウオが針に乗ったようだ。 竿先が大きく曲がっている。
しかし・・・、すぐに「あっ、逃げた」と。 ばらしてしまった。
船内は、『釣れるぞ!』と、さらに盛り上がる。
11:07、むむむさんの竿が大きくしなる。 タチウオらしい。
が、エンジンの近くで竿を出していたむむむさんのラインがペラに絡まってしまった。 ラインが切れてしまった。
しかし、そのすぐ後に釣れたのは、同じ船団の近くの船。 良型のタチウオを取り込んでいる。
釣れる雰囲気だけはあるのだが・・・
11:12、たーさんの竿が大きく曲がっている。 先ほどバラしているだけに、慎重にリールを巻いている。
やがて、今日、初めてのタチウオが上がってきた。
上がってきた良型タチウオ
周りの船も、こちらの船もタチウオが釣れている。 今がちょうど、このあたりの時合いなのだろう。
スタッフのみなさん、まじめに竿を握っている。
しかし、5分ほど経過すると、魚探からタチウオの反応がなくなってしまった。
周りの船も移動している。
11:20、移動している船団を追って行く。 少し移動した船団の中へ入って行く。
11:30、新たなポイントで、スタッフのみなさん、一斉に仕掛けを投入する。
すると、すぐに、むむむさんの竿に大きなアタリがある。 が、針に乗っていないようだ。 残念。
周りの船団も海中のタチウオの動きに合わせて移動しながら釣っている。 マイボートも船団の動きに合わせて移動する。
11:50、むむむさんの竿が大きくしなっている。 竿先が海中に引っ張り込まれている。
丁寧にリールを巻く。 上がってきたのは、良型タチウオ。 船内から「お~!」と歓声が上がる。 (写真撮り忘れ、すみません)
さらに・・・・・
11:58、たーさんの竿にアタリがある。 上がってきたのは、これまた良型タチウオ。
たーさん2本目の良型タチウオ
スタッフのみなさん、『今が釣り時』とばかりに、真剣に竿を握っている。
マイボートは、周りの船団の動きと魚探の反応を見ながら少しずつ移動して行く。
すると・・・・
12:17、またまた、たーさんの竿にアタリがある。 慎重にリールを巻いて上がってきたのは、普通サイズのタチウオ。
たーさん3本目のタチウオ
たーさんの竿で良く釣れるのは何か理由があるのだろうか?
もちろん腕(技量)の違いかも知れないが、それ以外にも何か秘策があるのではないだろうか?
スタッフから、たーさんへの質問、 「どんな仕掛けを使っとるん?」
たーさん、「海中でタチウオによく分かるようにしとるんよ」とのこと。
ということは、仕掛けが海中のタチウオからよく分かるような、「動き」と「目を引きつける形」ということかな?
参考までに、たーさんの仕掛けを盗撮、いやいや撮影させて頂きました。
うん? これはイワシが、かじりとられただけの普通の仕掛け?
その後、不思議とアタリがなくなりました。 周りの船団も徐々に少なくなっていきます。
このポイントの時合いが終了したということでしょうか。
移動することにします。
12:50、移動を始める。
「海に出たからには、ハチカサノ瀬に行かなくては・・・」と東へ走る。
途中、田島に近いポイントが気になる。 短時間、竿を出してみよう。
ぱっとしない。 釣れない。
13:25、再び、ハチカサノ瀬へ向けて移動を始める。 移動しながら思う『この時季にハチカサで釣れたことはないなあ』
13:50,ハチカサノ瀬着。
ハチカサノ瀬浮標
ここでは、アジ・アコウ・メバル狙いで、サビキ仕掛けを投入してみる。
予想どうり、アタリはない。 何も釣れない。 アタリらしきものがない。
14:05、内海大橋方面へ向けて移動を始める。
右遠方に仙酔島が見える
右遠方に、鞆の浦と仙酔島が見える。
この仙酔島南沖でタチウオが釣れる時季があるが、今日はタチウオを狙っているような船団は見えない。
進行方向を見ると、阿伏兎観音と阿伏兎燈台が迫ってくる。
阿伏兎観音、山の上には阿伏兎燈台
阿伏兎観音を右に見ながら、阿伏兎の瀬戸に入る。
阿伏兎観音
阿伏兎の瀬戸に入る。 正面に「あぶと館」が見える。
あぶと館
昔は、このあぶと館の周辺では、投げ釣りをする人をよく見かけたが、最近はほとんど見ることがなくなった。
あぶと館の前を通過する。
正面遠方に内海大橋が見えてくる。
正面に見える内海大橋
14:25、内海大橋西側の田島寄りのポイントに着く。
今日最後のポイントになります。
みなさん、一斉に仕掛けを投入します。 ここでは、タチウオの仕掛けと青ムシをつけた仕掛けも投入します。
しばらく、釣れない時間帯が続きます。 が・・・・
キビナゴでタチウオを狙う
15:10、またまた、たーさんが竿を曲げています。 上がってきたのは、タチウオ。
たーさん4本目のタチウオ
このタチウオは、キビナゴの餌で釣れたそうです。
今日のような渋い釣況のなかでのタチウオ4本は、さすがです。
旧フェリー乗り場に近い辺りでも試してみる。
しかし、アタリはない。
15:30、マナー違反かもしれないが、内海大橋下の航路の、ど真ん中で竿を出してみる。
15:35、ここも釣れない。 早々に諦める。
今日は、このくらいにしておきます。 帰港しましょう。
マイボートでの釣果は、タチウオ5本。
15:40、マリーナへ向けて移動を始める。
15:50、無事マリーナへ帰ってくることができました。
マリーナへ上陸して、船艇上架・エンジン船艇洗浄・ゴミ処理・釣果配分など行いました。
今日の釣果、メジャーに置いてみました。
今日の釣果(タチウオ5匹) あれ?もう1匹は?
「次回は、年が明けてからかな?」ということで、具体的に日程は決まっていません。
1月中には、出港できるといいですね。
タチウオ5匹(110cm~90cm)
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