上下町の雪      180111




 今日は木曜日、週に一度の上下支店勤務日。 そこで気になるのは、上下支店での仕事内容ではなくて、「雪」。

起床後、すぐに外の様子を確認する。 「な~んだ、雪は全くない、大丈夫だ」と、安心した。

昨晩の天気予報では、「強い寒気の影響で、中国地方も大雪」とのことだった。

そう言えば、上下支店への勤務は、今年で3年目になる。 

毎年、12月になると冬用タイヤを装着し3月末には普通タイヤに戻している。

今まで、少々の積雪だった記憶はあるが、車が通行できないほどの積雪は記憶にない。



7:20、自宅を出る。 

芦田川に沿って北上する。 雪の気配はない。

父石町の芦田川と御調川合流地点を右折する。 その後、ず~っとこの道を進む。

今まで、一度だけ間違って、ここを直進したことがある。 直進すると御調(みつぎ)へ行く。

火曜日と水曜日は、ここを直進して御調支店へ出勤する。 木曜日は、ここを右折して上下支店へ出勤する。

右折後、対向車線を見ると上下方向から府中市内へ向かう車とすれ違う。

この対向車線の車を見て、「ドキ!!」

な・な・なんと、車の屋根の上に雪がある車を見かける。 20~30cmくらいの雪を積んでいる。

道路脇の温度表示盤を見ると、「0℃」を示している。

『上下方面から走ってくる車が、雪を被っているようだ』 不安になる。

さらに、走る。 やがて、道路上も白くなってくる。

スピードも出しすぎないように、ハンドル操作も緩やかに・・・・。

協和あたりまで行くと、道路だけではなく、一面雪景色になる。

さらに進んで、行縢(むかばき)あたりでは、緩やかな斜面はアイスバーン状態になっている。

さらに慎重な運転になる。




                 





上下町内へ入る。 

雪上に、車の轍も残っていない。 新雪の上を走っているような感覚だ。

慎重に運転を続ける。






                





最後の難関が、上下高校前の緩やかな斜面の信号機地点。

運悪く、ちょうど赤信号。 ゆっくり停車する。

信号機が青色に変わる。 緊張の一瞬。

昔の車だったら、この瞬間、ゆっくりクラッチを繫いでアクセルを軽く少しづつ吹かしていく。

ところが、今の車(オートマチック)は、一瞬にしてクラッチが繋がってしまう。

D(ドライブ)モードにすると、しっかり動力がタイヤに伝わってしまう。 案の定、駆動軸の後車輪は回転する。

その瞬間、後車輪は雪上でツルツル滑って、車体は左へ30cmほど平行移動する。

久しぶり(何年かぶり)の雪上運転感覚だ。 軽いドリフト感覚を味わう。



やっと、上下町の繁華街に入る。

路面に轍はできているが、その部分も雪が溶けてはいない。 しっかり圧雪されてアイスバーン状態になっている。

ゆっくり、走って上下支店へたどり着く。





                





8:15、ゆっくり駐車場に入り、車を駐車する。

他の社員のみなさんの車はしっかり存在する。 

こんなに雪が降っても、みなさんは何事もなかったように出社されている。 すごい!

車から出て、支店社屋に入ろうとして、いつもと違う光景が視界に入る。

『あれ!? すべての車のワイパーが上がった状態になっている?』

しばし、考える。

『そうか。大昔、スキー場の駐車場でこのようにしたことがあるような気が・・・』

『そういえば、ワイパーが雪に埋もれて凍ったら動かなくなる。解凍するまで使えない、ということか?』

また、ひとつ学習することができました。 雪が降っている所に駐車する常識ということらしい。



無事、出社することができました。

担当部署に入る。 寒~い。 温度計を確認する。 なんと、3℃。 これでは、仕事になりません。

慌てて、ストーブに点火。





                       





12:40、仕事は、一段落しました。 今日は、上下町矢野の元矢野温泉隣のそば処「樽ちゃん」でギターライブがある日です。

まだ、上下支店では年度末のアンケート用紙作成の手直しが残っているのですが、これは明日金曜日に出社してやることにします。

ギターライブは、1時からということなので、そちらへ移動します。

またまた、雪道に気を遣いながらの移動です。



1:15、1時は少々過ぎましたが、無事ギターライブを始めることができました。

7名のお客様、ありがとうございました。 

尚、ライブの中で出たリクエストですが、対応できず、すみません。

自分は、すべて楽譜を見なければ弾けないのです。 持参している楽譜の中のリクエストには対応したいと思います。



2:30、帰途につきます。

ライブ終了後の帰り道、仕事とライブを無事終えることができた安堵感があります。

上下に来る時の緊張感はどこへやら。

帰り道では、雪景色がきれいに見えます。 『雪景色も、なかなかのもんだ!』





                





でも、来るときと同様に気を付けて帰ることにします。

明日、アンケート用紙の手直しに出社する時もまだ、雪は残っていると思います。




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