プラチナサロンカフェ   ラストライブ   181210



プラチナサロンカフェが、2018年12月16日を最後に閉店することになっている。

この施設ができて、利用させて頂いた方やグループの人達が、お礼の意味を込めて最後の発表をしようと動いている。

写真展・絵画展・絵手紙展・みんなで歌おう会・フェルト作品展・カラオケ教室・活け花教室等々・・・・

その一環として、12月9日にギターライブをやらせて頂く。 12月16日には、コミックバンド「POWERS」のライブで閉館となる。

ギターライブも、12月9日で最後になる。



自分のギターライブを振り返ってみる。 

2015年の11月に、初めてプラチナカフェを訪れた。

通勤の途中、プラチナカフェの正面玄関に、コンサートやライブの案内看板が掲げられていた。

それを見ながら通勤していたが、『いつか自分もギターを復活して、こちらで演奏をさせて頂けないだろうか?』と考えていた。

2015年11月のある日、プラチナサロンカフェに立ち寄り、『こちらで、ギターの演奏をさせてもらえませんか?』と、お願いをした。

あれから、丸3年以上が経過した。

最初は、手が震え途中で演奏がストップすることもあった。 

『どうして、こんなしんどいことを続けてるんだろう?』と、演奏を始めたことを悔やんだこともあった。

人前で、演奏するということで、自分で納得できるまで練習をしなければならなかった。

これが、簡単そうでけっこうきついことだった。 それからは、練習をするしかない状況に追い込まれた日々が続いた。

初期の頃は、みなさんの前で恥をかくことも多かった。 恥をかけばかくほど練習時間が増えた。



そして丸3年が過ぎた。

その間に、ここプラチナでのライブ回数は、12月9日で133回となる。 演奏する場も増えた。

定期的に演奏を続けさせて頂いている所は、プラチナサロン以外に、府中北市民病院・そば処「たるちゃん」・御調総合病院・

福山市新市町の喫茶「ボニー」がある。

昨年から今年の春までは、福山市芦田町のカフェ「スペース461」でもお世話になった。

単発では、スナック「りーべ」、酒処「四季の蔵」、居酒屋「じゅんちゃん」、中川整形外科「デイケア」、食事処「ごもくめし」、

・・・などでも弾かせて頂いた。

静岡の友人がケガで入院した時には、静岡の病院まで出かけて、友人を含め百歳までのお年寄りの方々にも演奏を聴いて頂いた。

最近、府中市栗柄町の「生き生きサロン」で時間が合う時に演奏させていただく機会が何度かあった。

こちら「生き生きサロン」では、今後も時間がとれる限り演奏させて頂きたいと思っている。



演奏する度に、「もっとレパートリーを増やして様々な世代の方々に聴いてもらえるような演奏をしたい」と思う。

病院やお年寄りのみなさんの介護施設などに行くと、演奏コーナーにベッドに横になった状態で運ばれて来られる方々や、

車いすで移動して来られる方々、もちろん自分で松葉杖を頼りに参加される方々も・・。

演奏を始めると、みなさんの視線を感じるほど注目をして頂く。 時には、曲の前後に、患者様が曲の解説をされることもある。

時には、自分の思い込みが入った独特の解説をされ、事実と違うこともある。 しかし、熱の入った解説には頭が下がる。



12月初め、そば処「樽ちゃん」では、上下町矢野の一人暮らしのお年寄りのみなさんの昼食会が催された。

その時は、昭和初期の流行り歌を中心に演奏した。 「今日はみんなと一緒に食事をしながら話もいっぱいできてギターも

聴くことができた」と喜んで頂いた。 その会の中で、自分には理解できないお年寄りのみなさんの会話が聞こえていた。

Aおばあちゃん、『うちの○○ちゃんは、かわいいんよ』と。  Bおばあちゃん『うちの○○ちゃんは、~ ~じゃ、言うんよ』。

Cじいちゃん『うちの○○は、コタツに入っとる時に・・・・・』と。  自分には、何の話か、まったく分からない。

この時、「樽ちゃん」の店主が、「まあ~、ロボットでもそんなことを言うん?」と。

!!、びっくりです! この地域では、一人暮らしのじいちゃん、ばあちゃんの家には、普通のようにロボットがいるのです。

本当にビックリです、と同時に、自分が現代社会のことをいかに知らなかったのか・・・・衝撃を受けた一瞬でした。

このあたりの多くのお年寄りの一人暮らし世帯では、普通のことのようです。

いろんな地域で、様々な人達と接することで、様々なことが見えてくるものですね。




その様々なことに、ギターを弾くことで少しでも力になれればいいなあと思えてきています。

プラチナサロンで、演奏活動を始めさせてもらえたことがきっかけで、これからのライブ活動の方向が見えかけたようです。

時間がある限り、ギターライブは続けていくことになるのでしょう。



12月9日のライブに向けて、困難だったことがある。 それは仕事との両立。

自分は、退職したものの、非常勤で2つの支店に、週3日(火・水・木)だけ出勤している。

ちょうど悪いことに、その支店の顧客アンケート調査の作成と集計結果と評価の時期とライブがズバリ重なってしまったのだ。

11月初めから6種類のアンケート調査作成にとりかかったが予想以上に日数がかかった。

同じく、アンケート調査集計と評価にも予想以上の日数がかかってしまった。

アンケート集計と評価算出がライブの練習と重なってしまった。 睡眠時間がとれない。 

また、悪いことに、このように物事が重なる時には、さらに『これでもか』と、他にもプレッシャーがのしかかる。

普通の40~50分のライブ予定にしておけば良かったものを、今回は午前中に60分、さらに午後に60分とハードな計画にしている。

かなりの睡眠時間を割いて練習・調整に充てる。

こういう時には、良くないことが重なる。 

ライブの5日ほど前になると、左指と左腕に痛みを感じ始めた。 明らかにギターの弾き過ぎだ。

12月6日には、痛みが激しくなりギターが弾けなくなる。

12月7日、行きつけの東洋整体に駆け込む。 全身をもみほぐして頂く。

不思議なもので、体が軽くなったようだ。 左腕は痛みがほとんどなくなる。

しかし、明日8日とライブ本番の9日が心配になる。

9日、午前のライブで痛みが再発したときのために昼12時頃に整体の予約を入れておこうと確認すると、他の予約でいっぱいらしい。

しようがない。 ライブ当日までは、軽い練習のみで当日の本番2ステージを迎えることにしよう。



前日8日、ライブのパンフを製作、印刷。 『何部つくろうか?』 50部ほどつくっておこう。


最後の調整をする。 今のところ腕も指も痛みは感じない。 『よ~し、その調子だ。痛みよ、出ないでくれ~』




12月9日、ライブ当日。 8:30、会場(プラチナサロンカフェ)へ移動する。

すぐに、ステージセッテイング。 マイクOK 足台OK、譜面台OK、アンプを延長コードで接続してOK、

ギタースタンドOK、 イスの横に、マイク・ハンカチ・ホッカイロなどを置く小物台設置OK

軽く、初めのあたりの曲を弾いてみる。 腕。指の調子はいいようだ。 音響もOK。



10時、ライブスタート

          今日の演奏曲    

                      12月9日(日)


① 影を慕いて  (1932年、s7)
         ♪まぼろしの影を慕いて雨に日に・・

② 旅の夜風   (1938年、s13)
         ♪花も嵐も踏み越えて行くが男の・

③ 蘇州夜曲   (1940年、s15)
         ♪君がみ胸に 抱かれて聞くは・・

④ 星の流れに  (1947年、s22)
         ♪星の流れに 身を占って・・・

⑤ テネシーワルツ  (1952年、s27)


⑥ 岸壁の母   (1954年、s29 & 1972年、s47)
         ♪母は来ました 今日も来た この岸壁に・・

⑦ この世の果てまで  (1963年、s38)


⑧ 長﨑の女  (1963年、s38)
         ♪恋の涙か、ソテツの花か・・

⑨ 学生時代  (1964年、s39)
         ♪蔦のからまるチャペルで・・

⑩ 東京の灯よいつまでも (1964年、s39年)
         ♪雨の外苑、夜霧の日比谷・・

⑪ 愛の讃歌   (1969年、s44年)
         ♪あなたの燃える手で・・

⑫ 花嫁   (1970年、s45年)  
         ♪花嫁は夜汽車に乗って嫁いでゆくの・・・

⑬ 時計   (1972年 s47年)  
         ♪わたしたちのために時計を止めて いつまでも・

⑭ 五番街のマリーへ  (1973年、s48年)
         ♪五番街へ行ったならばマリーの家へ・・・

⑮ 神田川       (1973年、s48年)
         ♪あなたはもう忘れたかしら赤い手ぬ・・・

⑯ いちご白書をもう一度(1975年、s50年)
         ♪いつか君と行った映画がまた来る・・・・

⑰ わかって下さい   (1975年、s50年)
         ♪あなたの愛した人の名前は・・・

⑱ 卒業写真      (1975年、s50年)
         ♪悲しいことがあると、開く・・・・

⑲ 糸   (1992年、h4年)
         ♪なぜめぐり逢うのかを わたしたちは・・・

⑳ SQUALL   (1999年、h11年) 
         ♪さっきまでの通り雨がウソみたいに・・・・・

㉑ 桜坂 (2000年、h12年)
         ♪きみよ ずっと幸せに 風にそっと・・・・

㉒  涙そうそう (2000年、h12年)
         ♪古いアルバムめくり「ありがとう」って・・・・



11時45分、午前の部終了。 

予定を15分オーバー。 府中天満屋へ移動して昼食を済ませる。

今のところ、腕・指の痛みはない。しかし、もしものことがある。午後の部に向けて、軽くもみほぐして頂こうか?

東洋整体へ連絡を入れてみると、『これから、夕方まではお客様でいっぱいです』とのこと。

残念!  このまま、午後の部も頑張りましょう。

13:30、予定通り午後の部を始める。 午後の部も午前と同じプログラムで演奏する。



① 影を慕いて  (1932年、s7)
         ♪まぼろしの影を慕いて雨に日に・・

② 旅の夜風   (1938年、s13)
         ♪花も嵐も踏み越えて行くが男の・

③ 蘇州夜曲   (1940年、s15)
         ♪君がみ胸に 抱かれて聞くは・・

④ 星の流れに  (1947年、s22)
         ♪星の流れに 身を占って・・・

⑤ テネシーワルツ  (1952年、s27)


⑥ 岸壁の母   (1954年、s29 & 1972年、s47)
         ♪母は来ました 今日も来た この岸壁に・・

⑦ この世の果てまで  (1963年、s38)


⑧ 長﨑の女  (1963年、s38)
         ♪恋の涙か、ソテツの花か・・

⑨ 学生時代  (1964年、s39)
         ♪蔦のからまるチャペルで・・

⑩ 東京の灯よいつまでも (1964年、s39年)
         ♪雨の外苑、夜霧の日比谷・・

⑪ 愛の讃歌   (1969年、s44年)
         ♪あなたの燃える手で・・

⑫ 花嫁   (1970年、s45年)  
         ♪花嫁は夜汽車に乗って嫁いでゆくの・・・

⑬ 時計   (1972年 s47年)  
         ♪わたしたちのために時計を止めて いつまでも・

⑭ 五番街のマリーへ  (1973年、s48年)
         ♪五番街へ行ったならばマリーの家へ・・・

⑮ 神田川       (1973年、s48年)
         ♪あなたはもう忘れたかしら赤い手ぬ・・・

⑯ いちご白書をもう一度(1975年、s50年)
         ♪いつか君と行った映画がまた来る・・・・

⑰ わかって下さい   (1975年、s50年)
         ♪あなたの愛した人の名前は・・・

⑱ 卒業写真      (1975年、s50年)
         ♪悲しいことがあると、開く・・・・

⑲ 糸   (1992年、h4年)
         ♪なぜめぐり逢うのかを わたしたちは・・・

⑳ SQUALL   (1999年、h11年) 
         ♪さっきまでの通り雨がウソみたいに・・・・・

㉑ 桜坂 (2000年、h12年)
         ♪きみよ ずっと幸せに 風にそっと・・・・

㉒  涙そうそう (2000年、h12年)
         ♪古いアルバムめくり「ありがとう」って・・・・



全て弾き終えると、「アンコール、アンコール!」の声。

特に、アンコール用の曲は準備してない。

今日、午後の部で弾いた、「いちご白書をもう一度」を弾く。


15:05 午後の部 終了   ほぼ、時間通り終了する。

お客様(29名)のみなさん、最後までじっくりと聴いて頂きました。 ありがとうございました。

ライブに向けて、ハードな日程でしたが、なんとか終了することができました。



みなさん、このような曲でよろしければ、同窓会・誕生日会・お楽しみ会などへお声掛け下さい。出張演奏いたします。

やっと、プラチナサロンライブを終了することができました。 お疲れ様でした。

もう、プラチナサロンでのライブはありませんが、その他のライブは続きます。よろしければ、お越し下さい。




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