2006 10 15
先日,中国新聞の記者の方に10月からのカブトムシの飼育方法について質問をした。
というのは,どの本を見てもネットで調べても「カブトムシは9月上旬から中旬には死んでしまう。
クワガタムシは冬を越して2〜3年生存するものもいるが,カブトムシは1年だけしか生きない。
地上に出てきたら1〜2か月で死んでしまう」と記されている。 ところがカブくんはまだ元気で生活していた。
しかも我が家に来てからでも,80日を過ぎていた。
そこで「記者の方は仕事柄いろんな知識をお持ちだろう」ということと,「あわよくば,カブくんが新聞に載るのでは・・・」という気持ちもあった。
記者の方のお話
@ 私も今年,カブトムシを飼っていたが,10月8日に死んだ。
A 最近はカブトムシが長生きをする傾向にある。それは次のことが原因と考えられる。
・カブトムシやクワガタムシ専用の栄養バランスのとれた優れた餌が開発されていること。
(しかし,カブくんは市販のカブトムシ専用の餌を好まず,いつも自然の果物を餌にしていた)
・地球温暖化の影響で気温が上昇傾向にあることも大きな原因ではないか。
・家庭の機密性が良くなり冷えた外気が入らないこと。
B カブトムシは,気温が20℃以下になると極端に動きが鈍くなり,それが長く続くと死んでしまうこと。
(最近の最低気温は20℃以下のことがよくある。しかし,部屋の中はどうだろう)
C 最近は,10月になっても生きているカブトムシはかなりいるので,あまりニュース性はない。
ただ,自然な環境で11月まで生きたという話は聞いたことがないので,11月まで生きていたら,また連絡をください。
新聞に載せることができるかもしれない。しかし,生かすためにビニルハウスや熱源を使用したものはニュース性が下がる。
以上のお話を頂いた。
寒くしてはいけないと,10月12日(木)から天気のいい日には日光浴を始めた。
気持ちよさそうに日光浴 逆さまになってブドウをつっつく
その後,10月13日に動きが急に活発になり,14日にまた動きが遅くなった。
10月15日(日)
カブくんが我が家に来て,今日で86日目になる。 しかし,朝から様子がおかしい。すべての動きがとてもゆっくりしている。
やはり寿命が近づいているのだろうか。
朝から動きが鈍い,変だ! 9時過ぎ,ひっくり返って足をわずかに動かしている
餌を与えても反応がない。
9:30
極端に動きが鈍くなった。
慌てて日光浴をさせながらカブトムシ専用の餌を口元に持っていっても反応がない。
足がわずかに痙攣のような動きをしている。
10:00
まったく動かなくなった。
10:50
真ん中の足が1本わずかに動いた。日光浴が良かったのか。
11:30
まだ足がわずかに動いた。なんとか回復して欲しい。
12:00
まったく動かない。指でつついても動かない。死亡を確認。
長い間,楽しませてくれたカブくんでした。我が家に来て86日目でした。 安らかに眠ってください。
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