八社の大掃除 080907


町内に小さな社(やしろ)が8つある。

昔は、毎年その社(やしろ)の祭りは8か所で別々に行われていた。

しかし、それぞれの社の場所が簡単に参拝できないような遠方にあったり、多数の祭りの世話が負担になりつつあった。

そのため、30年ほど前から、8つの社を便利のいい場所に移動し「八社の祭り」として1回で済ませることにしている。

9月7日(日)、毎年9月の第一日曜日に、その八社の祭りがある。

しかし、この9月の第一日曜日には自分の職場の親睦行事も組まれている。

毎年悩ましい9月第一日曜日だ。

結局この2つの行事へは、隔年でどちらか1つに参加している。

今年は大掃除の順番の年で、親が体調不良で「八社の祭り」関係の手伝いはできないということもある。

そのような理由で、8:00からの大掃除へ参加する。

7:40、草刈り機・山鎌・サライを持って裏山の妙見(みょうけん)神社へ出かける。

神社に近づくとすでに賑やかな話し声や草刈り機の音が聞こえる。

時計を見ると、まだ7:45。

近所のお年寄りの皆さんは早い、1時間くらい前から作業を始めていたのかな?


                        
           すでに、落ち葉は集められて燃えている         さっそく作業に加わる


「今日は、中学校のグランドで消防大会をしようるが、○○ちゃんと○○ちゃんが参加しとるんじゃと」

「なんと、2か月前からポンプ操法の練習を頑張ったそうな」

「○○の○○ちゃんは、大阪の大学へ行っとってじゃが、国体のフェンシングというものに出るんじゃそうな」

等など、いろんな情報が飛び交いながら作業は進んでいく。

「歩く地域情報誌」のような方がいらっしゃることに感心する。

いや、逆に自分が毎日他地域へ出ているので、あまりにも我が地域のことを知らなさすぎるのだろうか。


   
       本殿も拝殿もきれいになった                この山道も通れるようになった、次の社へ移動する


次は山を下って我が家の近くにある艮(うしとら)神社へ移動する。

草刈り機や山鎌で雑草や小木を切り倒して火をつける。

神社に通じる道を掃き清める。


   
         短時間で終了した                  さあ、これから参道を陣取って宴会が始まる


また、いろんな話が始まる。

農業機械の使い方のポイント、修理の方法、経済的な使い方などお年寄りの方が熱弁をふるっておられた。

参考になることもたくさんある、さすが「年の功」だ。



自分が小さい頃、この地域の戸数は9軒、現在は21軒。

自分が就職した頃から後に入ってこられた方々の子どもさんの世代になると、なかなか誰だか分からない。

この日は、20歳代の方も参加されて宴会(雑談)でもデビューをされていた。

このような地域のコミュニケーションを深める場も大切にしたい。

地域の行事・付き合いが余裕を持ってできる生活をしたいものだ。



                                    topicspageへ