さっそく魚料理   091123


夕方、となりのおじさんが魚を数匹持ってきてくれた。

ウマズラハギとアコウだ。

聞いてみると、今日は釣りではなく漁師さんが仕掛けた刺し網を上げてくれたのだそうだ。

釣り師としては、その場所を聞かないわけにはいかない。

「尾道の向島に架かっとる向島大橋じゃ。その下の岩場で数百mから1km近い刺し網を上げた」とのこと。

??・・・・。  

尾道から向島に渡るのは「尾道大橋」、向島から因島に渡るのは「因島大橋」、「向島大橋」とはどの橋だろう?

広い岩場があるということは、たぶん向島南側因島大橋下岸よりの岩場のことだろうか。

あのあたりの笹島周りには浅瀬で岩場が続き根魚がいるポイントが多い。


       


そういえば、となりのおじさんは「布刈瀬戸」と言っていた、間違いない。

笹島近辺で、仕掛けていた1kmほどの刺し網を上げたのだろう。


                  
                         
因島大橋下向島側から見た笹島


この辺りは岩場が続き、潮の流れも速く、とても釣りにくいポイントだ。

刺し網のものらしいブイもよく見かける。


 訂正します(12月7日)。

向島大橋は向島と岩子島に架かる橋です。上記に書いた場所とは違っているということが判明しました。

笹島から1.5kmほど北西方向の場所が当日(11月23日)刺し網を上げた場所ということでした。

参考までに、photopage090503b.html をクリックして地図をご覧ください。

 また、訂正します(12月29日)。

おじさんは、「尾道の向島に架かっとる向島大橋じゃ。その下の岩場で数百mから1km近い刺し網を上げた」

とのことでした。しかし、今日12月29日再度訂正がありました。正しくは「因島大橋の下で笹島の周りに長さ

1kmほどの仕掛けてあった刺し網を上げた」とのことでした。



                   
     もらった魚(アコウ3匹、ウマズラハギ4匹)



                        刺し網豆知識

刺し網

刺網は、平面状の網を魚の居場所に仕掛け、魚を絡めて獲る漁法。
多くの刺し網は海底に固定されている。

                   

流し刺し網

刺し網を固定せず、海面に漂わせる漁法。
泳いできた魚が網に絡み付いて漁獲される。回遊性の魚を対象にする。

                   


刺し網は一度仕掛けたら、潮が変わるまで長時間仕掛けたままになる。

網にかかった魚は、すぐに死んでしまうものもいる。

鮮度が落ちたり、他のエソやサメに、食いちぎられたりする魚もかなりあるらしい。

「刺し網で」ということを聞くと、今ではほとんど使わなくなった「アユ用の刺し網」や

「モクズガニ用のカニカゴ」を海で試してみたくなる。

しかし、自分は芦田川漁協の組合員ではあるが海の漁業権はない。

どこか、権利がなくても竿以外の漁具を使える海域はないものだろうか。


                    今日の魚料理

さっそく料理に取りかかる。活きづくりと煮つけにしてみよう。

アコウは、鱗をとり内臓・エラを取り除く。

ウマズラハギは、口先を切り落とし全体の紙やすりのような皮を剥ぐ。そして、肝以外の内臓を取り除く。

肝は残しておくと、深みのある味になる。また、肝だけを醤油に溶いて特製刺身醤油にしても美味い。

さらに、ふつうはそこまでしないのかもしれないが、ウマズラハギのエラや血合いも取り除いておく。


    


下ごしらえができた。

アコウ1匹とウマズラハギ1匹を活きづくり(もう死んでいるから活きづくりではない?)にしてみよう。



      
                     アコウの外側にウマズラハギの身を置く


次に、アコウとウマズラハギの煮つけをしてみよう。


    


アコウの刺身は、プリプリとしていながらとても深い味わい。

ハギの刺身は、プリプリを通り越してコリコリ。ハギは煮つけのほうがいいのかな。

アコウの煮つけ、やはり美味い。ひと昔前は「幻の魚」と言われていたが最近はよく釣れる。

ハギの煮つけ、美味い。肝も香ばしい。やはりハギは煮つけです。

それと、活きづくりのアラは、お吸い物(うしお汁)でいただきました。

となりのおじさん、ありがとうございました。

また、よろしくお願いします。


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