秋探しの散策  101017


10月10日(日)に稲刈りが終了した。 今年、タダ米(ヒノヒカリ)の収穫量は、容量30kg袋に28袋だった。

昨年より5袋も少ない。 不作は、この夏の猛暑が影響したようだ。 

稲刈りがほぼ終了した里山の様子を見ながら「秋」探しの散策をしてみる。



  


この辺りの田んぼの稲刈りはすべて終了している。  田んぼの稲ワラや籾殻を焼く煙が上がっている。

すでに、この秋1回目のトラクターでの田起こしを終わっている田んぼもある。 

それは、刈り取った稲株から出た稲穂の成長が早く、ほおっておくとトラクターで耕せなくなるらしい。 


        
               焼かれた稲ワラ                            果樹園の「ユコウ」


まず、ユコウやフェイジョアがある果樹園に行ってみる。 これらは例年11月の中旬に収穫している。

まだ、少し早いだろう。 ユコウを見るとまだ果実がやや小さい。 もう少し大きくなって少し黄色っぽくなると収穫期になるのだが。


   
     
               ユコウの実                               果樹園の「フェイジョア」


フェイジョアも果実がまだ小さい。 どれも2〜3cmで、収穫するまでには、あと1か月かかりそうだ。


        
             
フェイジョアの実                    果樹園に咲いている直径8mmの小さな花、名前は?


ユコウとフェイジョア、今年も出荷してみよう。 そういえば、柿も毎年出荷しているが今年のできはどうだろうか。

今年は、富有柿のできが悪い。 近所の富有柿の木を見ると昨年の10分の1も実っていない。

渋を抜いたり干し柿にする愛宕柿のできも悪い。 今年は柿も不作だ。

ただ一つ、この辺りで「スクモキネリ」と呼ばれる(自分がそう言っているだけ?)柿は豊作だ。


                         


散策の途中、美味そうなスクモキネリを、ひとつもぎ取る。 さっそく、かぶりつく。  う〜ん、甘い。

小学生の頃は、この柿の木に登り柿の実をとっては、ほおばっていた。 

そういえば、この柿の木は当時と高さが変わってないのではないか? 味も変わってない。

変わっているのは、収穫シーズンになると柿の木の根元に、いつもハズ(柿を穫る竿)が立てかけてあること。

柿を、かじりながら山から流れてくる沢を観察する。 様々な生物がいる。


        
               
メダカの群れ                          威嚇して爪を上げているサワガニ


沢にはメダカの群れがいる。 中にヒメダカが見える。 のぞき込むとサワガニが爪を上げて威嚇している。

この沢の上流には、大アサリのようなシジミがいると聞く。 砂をそっと寄せてみると確かにシジミが出てくる。


        
       
        シジミとカワニナ                          堰の部分には小さな川エビも見える


沢を登っていくと、畑の横に西洋アサガオの群生を見つける。


        


9月22日の夜に激しい雨に襲われ植え付けをした苗がかなり流された大根はどうなっているだろうか。

流された土を元に戻しはしたが、順調に成長しているだろうか。



        


順調に成長して、大根らしくなっている。 このまま、大きくなってほしい。

近くの山の方に行ってみよう。 道の脇には、ヤマブドウやミントの群生がある。


        


ヤマブドウは、まだ熟しきっていない。 口に入れてみるとまだ、酸っぱい。 ミントの花はなくなっている。

さらに、山に近づいてみる。 アケビのポイントに行ってみる。 あるある。 


        
        
このつるには5個のアケビが実っている                       収穫したアケビ


山に入ってみる。 栗も実っている。 ドングリもたくさんある。


        
                 
栗                                       ドングリ


        
               
ボテの実                                  水引草?かな?


山道で珍しいキノコを見つけた。  ドクツルタケ? 名前はよく分からない。


        


好天のもと、のんびりと秋探しをすることができた。 そして、たくさんの秋を見つけた。

時には、今日のように季節を感じる時を過ごさなければならない。 後半は我が家の老犬と一緒に歩いた。

老犬も鼻を地面につっこんだり、土を掘り起こしたりと秋を満喫して元気を取り戻したようだ。


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