101230
先日、笠岡漁協へワタリガニの注文をした。 正月はワタリガニをつっつきながら一杯やりたくなったのだ。
1匹が二千円ほどのワタリを5匹お願いしている。
笠岡漁協の競り市場は上地図のフェリー待合所の隣にある。
午前7時に取りに行くことを伝えていたが漁協に着いたのは6時45分。 威勢のいい競りの声が響き渡っている。
まだ外は暗い。 競りは6時から始まっているらしい。 中の競りの熱気が外まで伝わってくるようだ。
さっそく中に入ってみる。
競りには100人以上の仲買人が集まっている 競りが終わった魚を入れるトロ箱
競りの迫力は伝わってくるが、競り人さんが言っている言葉は、何回聞いてもわからない。
また、参加している人たちの手の合図も全く分からない。 あれでよく売り買いができ商売が成り立つものだ。
さすが、プロだ。
一段上の3人中の左端のおじさんが両手でマイクを持ち競りを仕切る 次々と競りに掛けられるとろ箱
しばらく眺めていてると、この流れのしくみは分かるが、何を言っているのかさっぱり分からない。
そうかあ、いつもお世話になっている近所の鮮魚店のおじさんもこうやって魚を仕入れてくれているんだと思いながら・・・。
競りが終わった魚たちを見て回る。
赤貝、ニシ、ワタリガニ チヌ、鯛、サザエ、ニシ ワタリガニ、ナマコ
オコゼ アワビ カキ
おっと、今日、朝早くからここへ来たのは、魚を見て回るためではない、ワタリガニを受け取りに来たのだった。
事務所の受付へ行ってみる。 いつものおばさんが今年も元気に?漁師さんのおしゃべりのお相手をしておられる。
「電話でお願いしていた・・・・ですが、ワタリガニをお願いします」と言うと、「はいよ」と元気よく席を立ち受付から外へ。
おばさんの後ろを着いていく。 おばさんは「これですよ」と言ってハッポースチロールに入ったワタリガニを差し出した。
見ると、小さい。 「これは、どう見ても1匹千円前後じゃないか、違うよ」と思っていると、
おばさんは続けて「これで、6千円と消費税をお願いします」と言う。
あれ?! 違うじゃない! 注文したのは、2千円のワタリガニを5匹で1万円と消費税だったじゃないか、と言いたかったが
今年最後の競りで忙しく動き回っておられる様子を見ると何も言えず、「はい、ありがとうございます」と1万円札を差し出す。
わざわざ遠方まで来たのに・・・、このくらいのワタリガニだったらいつもの鮮魚店にあるものと変わらないじゃないかとムラムラ。
お釣りをいただいて、料理の仕方(上手な蒸し方、茹でたらうまみが逃げてしまう)を聞いて退散する。
カニは、やはり蒸した方が断然うまい。 腹を上にして蒸すとうまみが逃げない。
それにしても、ここは時々今日のように注文がうまく通っていないことがある。
以前にもあまり質のよくないシャコを1万円以上で購入する羽目になったことがある。 漁協には必ずほしいと伝わっていたらしい。
今回、シャコの教訓が生かされていなかった。 次回からは念のために再度注文の確認をしなければ。
思っていたようなワタリガニが手に入らなかったので、もう少し何か購入しようと魚市場の向かい側の鮮魚店に入る。
殻付きのカキとサザエを少々追加購入して帰路につく。
今日購入したものは、小さなワタリガニ、サザエ少し、カキ30個のみでした。
ワタリガニ カキ
寄島の近くで購入した岩手県産カキ(超特大) サザエ(大)
このカキは珍しい。寄島の近くにある鮮魚店で購入した寄島産ではない岩手県産のカキだ。
寄島のカキも大きいものがあるが、このカキはさらに大きい。
昼過ぎには、近所の方から、さらに海のものをいただいた。 伊勢エビ。 ありがとうございます。
その後、また近所の方から、ホタテ。 ありがとうございます。
笠岡魚市場から購入してきたものが霞んで見えるようなものをたくさんいただきました。
みなさん、ありがとうございます。 今日は海鮮の1日です。