町内とんど祭り   110109


12月18日(土)と19日(日)の2日間をかけ延べ約150人の人が関わって「とんど」の製作が行われた。 

19日の昼過ぎにはとんどが完成した。 今年は、昨年に比べやや小ぶりな「とんど」になった。

今年も我が家のイルミネーションが、完成したとんどに飾り付けられた。

19日からとんど祭りの前日まで、毎夜イルミネーションが点灯し、道行く人を楽しませてくれていた。

今回、自分は仕事の関係で、とんどづくりに参加することができなかった。 関わっていただいたみなさんご苦労様でした。


       


11:50、町内の人が河川敷に集まり、とんど祭りが催される。

まず町内会長さんの挨拶。 続いて老人会の会長さんのあいさつ・諸連絡と続く。


        


次に、卯年生まれのみなさんにより点火が行われる。 町内の卯年生まれのみなさんがトーチを持ってスタンバイ。

一人ずつ、トーチに火を付けていく。


        


とんどへの点火準備OK。   「点火!」の合図で一斉に火が付けられる。

左からの風にあおられて一気に燃え上がる。

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わずか7〜8分で焼け落ちてしまったとんど。

これから、みんなで美味しいものをつつきながら歓談タイムが始まる。

今年も役員さんを中心に様々な料理を準備していただいている。


豚汁、おでん、おにぎり、漬物、お酒等など。


        
        
  おでん、豚汁の大鍋が4〜5個                    焚き火の周りに竹の熱燗


        
          
  とんどの火で餅を焼く                           とんどの火でしっかり暖まる


今年も、いろんなグループで会話が盛り上がっている。 

餅を焼きながら、熱燗を酌み交わしながら、豚汁をつつきながら、いろんな場所で会話は続いている。

会話の内容も、様々。 仕事の話、趣味(もちろん釣りも)の話、家族の近況、健康、同級生、政治、農業、天気、・・・など

ありとあらゆる話がある。 地域の情報にとても詳しい人もおられることには感心する。

自分も、小学校からの同級生数人と話をする機会を持つ。 自分は仕事で出席することができなかった同窓会の情報を聞く。

中学校の同窓会があったが、約3分の1ほど参加していた、亡くなっている人もいた、お互いの情報交流もした、なども聞く。

さらに、お互いに成人した自分の子供の行動について話をし、時代が変わると考え方もこんなに違うものかと、グチを出し合う。

また、こういう場でいつも話をするTさん(83歳のおじいさん)との話が盛り上がる。 Tさんは長年、地域の歴史を調べておられる。

調べたことを、毎年印刷して、地域へ還元されている。 

いただいた研究成果が詰まっている内容を見て、この地域の昔に思いを馳せている。
 

そのTさんが「私はもう長く続けることはできない。これをあんたに引き継いでほしい。今までの資料も引き継いでほしい」と。

いままで調べられた資料は無駄にならないように維持管理をしっかりされているのだろうかという不安はあった。

引き継ぐことができたら、すべての資料をデータ化して維持管理したい。 が、さらにそれを深めていくということはできるのか。

Tさんは、古墳時代の地域の様子と江戸時代末期から明治の初め頃の地域の様子を詳しく調べている。

なかなか興味深いものでおもしろい。 今後のことは、またゆっくり考えるとしよう。


        


気がつくと、とんど祭りも終わりが近づいている。 大鍋やテントの片付けが始まっている。

町内のみなさん、ご苦労様でした。 役員のみなさん、前日準備から当日の運営・片付けまで、お世話になりました。

おかげで、今年も地域の一員であることをしっかり味わうことができました。 情報交流もできました。

うん? これから2次会へ出かけるかたもおられるんですか?

「今日は、これで失礼します。 ありがとうございました」


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