110717
農作業を終えると福山港が気になる。 今、あの日本丸が福山港に来ているそうだ。
詳しい情報を何も調べず車で福山港に向かう。 福山港と聞いていたので福山・多度津航路のあった桟橋辺りに行ってみる。
しかし、日本丸はいない。 近くの釣り道具屋さんに入り尋ねてみる。もっと西の岸壁に接岸しているらしい。
車を西に走らせていると案内看板が目に入る。
これを道なりに進んで行けばいいようだ。 しかし,この辺りから車が渋滞してくる。
さらに頻繁にバスとすれ違う。
このバスの表示を見ると日本丸見学用臨時駐車場と日本丸がいる福山国際コンテナターミナルを往復しているらしいことが分かる。
読売新聞より
臨時駐車場につくと,すぐ見学用バスに乗り込む。 10分弱で国際コンテナターミナルに着く。
すぐ、日本丸の勇姿が見える。 自然と足が速くなる。
船体に近づいてみる。 やはり、近くで見ると迫力がある。
日本丸の船内を見学しようとして初めて分かった。 なんと今日は船内の見学はできないとのこと。
明日は船内を見ることができるそうだ。 さらに、13:00〜16:00が帆船訓練で帆をすべて広げた状態だったらしい。
今は帆を閉じている。 日本丸は帆船である。 帆を広げた日本丸を見たかった。 船内も見たかった。
やはり事前に調べて来るべきだった。 ということで、帆船らしく帆を広げた画像を探してみる。
読売新聞より HP「独立行政法人 航海訓練所」より
にっぽん丸データ
◆総トン数/21,903トン
◆船客定員/184室、532名(最大)
◆主機関/ディーゼル10,450馬力×2
◆巡航速力/18ノット
◆全長/166.6m
◆全幅/24m
◆喫水/6.6m
◆船内電気/60Hz
にっぽん丸とは
1984年、日本丸は50余年にわたって海の若人を育ててきた初代日本丸の代替船として建造されました。
初代日本丸は鹿児島商船水産学校の練習船「霧島丸」の遭難を契機として、1930年に建造され、
当時の田中隆三文部大臣の「日本の海の王者にふさわしい船にしたい」という我が国の海運に寄せる期待を込めて
「日本丸」と命名されました。
初代日本丸は 引退までの54年余りにわたって、実習訓練を行って来ました。
正確な記録の残る昭和27年(1952年)4月1日以降でも162次の航海を行い、6,509名の実習生を育て、
約127万kmの航海を完遂しました。
米国建国二百年祭(1976年)に参加するなど、華々しい航海を続けてきた初代日本丸ですが老朽化には勝てず、
1974年以降は遠洋航海の規模を縮小するなどの応急的な航海を続けていました。
HP「 独立行政法人 航海訓練所」より
会場には多くの人が日本丸を見に来ている。 露店も並んでいる。
今回福山港では、ナイトクルージング、ライトアップ、セイルドリル(操帆訓練)などが行われているらしい。
今回は事前調査なしで、来たので船内もセイルドリルもライトアップも見ることができなかった。
しかし、このスケールの船を見ると夢も膨らむ。 いつか大型帆船「日本丸」や豪華客船「飛鳥」などで、
ゆっくり船旅をしてみたいものだ。