内海町田島の水仙   120212


2月11日(土)の中国新聞「びんご歳時記」に「潮風が運ぶ甘美な香り」として内海町田島の水仙の記事が載っていた。

2009年から「やぶ椿と水仙の里」として住民のみなさんが島内の水仙の球根を集め、公園として手入れを始めたものだ。

昨年も訪問したが、その後どうなっているのだろうか。

昼に自宅を出て、松永方面に向かう。 R2を通り過ぎ常石方面に車を走らせる。 やがて境ガ浜マリーナが見えてくる。



                



海面を見ると、やや波がある。 陽がさしているが、風があるので気温は上がっていないようだ。 

今日釣りに出ている人は、昼からずいぶん寒い思いをしていることだろう。 海岸沿いをさらに進むと内海大橋が近づいてくる。



      
          
                   内海大橋                                                ここを左に上がって内海大橋に入る



内海大橋に入る。 この橋は全長800m。 下から見るとそんなに長く見えないが走ってみると、なるほど800mだなと思う。

渡り終えるとすぐ左折をし、道なりに下っていく。



                
                                                       ここを左折し下っていく



内浦郵便局から島の南側へ抜ける道へ入る。 道なりに進むと南側の海岸道路へ出る。



             



そこから200mほど西へ走ると、「やぶ椿と水仙の里」前に出る。 

車を停めて、水仙の里へ入ると、受付の方が「これは田島で採れた海苔です、食べてみてください」と味付け海苔を一枚手渡してくれる。

う〜ん、うまい! 地元の海で採れたものを地元で食すと、なんと美味いことか。 

少々購入しようとすると、残念なことに、お土産用の海苔は売り切れとのこと。 



                



昨年は無かったお土産物売り場ができている。 地元の特産品を置いてある。 かしわ餅、味付け海苔、ピーナッツなどがある。

受付の隣には、この公園の売りである樹齢300年の「やぶ椿」が立っている。 

近くには樹齢400年のヤマモモもあるのだが、今年は公園の周りを塀で囲ってあるので見ることはできない。



                
                
樹齢300年のやぶ椿                                          塀の向こうには樹齢400年のヤマモモがある



ここの水仙は3種類あるようだ。 次の写真の2種類と、花が真っ白のものの3種類がある。



                



所々に、水仙を描いた切り絵が置いてある。 棟方志功氏の版画の雰囲気を醸し出している。 

これらの切り絵の作者は、地元の出身の方だとか、・・・名前を教えてもらったが忘れてしまった。



                   



みなさん、思い思いに4000平方メートルの公園内を散策している。 

水仙の甘い香りはこんなに強いものだったかな、と再認識する。 



                



この公園は、2009年までは荒れ地だった。 

2010年から、内浦学区まちづくり推進委員会を中心に島内の水仙球根を集め、生い茂った雑木や雑草を撤去し水仙を植えた。

2011年には公園の原型ができ、さらに今年2012年には公園もさらに充実したものになっている。

今後は、1月2月だけではなく一年中四季折々の風情を楽しめる場にしていきたいそうだ。



さて、水仙の香りとのどかな瀬戸内海の景色に癒された次は、高いところから瀬戸内海の絶景を眺めてみよう。

内浦山の頂上にある「いこいの森」に登ってみよう。

クレセントビーチまで車を走らせ、矢ノ島あたりを右折し登りの道を進んでいく。 対向車と出会うとちょっと気を遣うほど道は狭い。

しばらく登ると、田島漁港の真上あたりに位置する。 このあたりの景色は絶景だ。 



                
                                                    
   走島              六島     宇治島



漁港と、その左沖には走島と宇治島、六島が良く見える。

さらに登っていく。 いこいの森に到着する。 ここの標高は202m。 



                          



車を停めて、公園内に入ってみる。 桜の木がたくさんあるが、もちろんまだ花も咲いていない。 桜のシーズンには、さぞかし華やかになることだろう。

公園内を散策しながら景色を見ていると当たり前のことに感動している自分に気づく。

ここからだと内海大橋と阿伏兎観音を同時に見ることができるのだ。 平地や海上からだと絶対にありえないことだ。 こんなことに感動している。

内浦山頂上から左下を見ると内海大橋が、すぐそこに見える。 右下を見ると阿伏兎観音と阿伏兎灯台、小室浜方面が、すぐそこに見える。



                
                  
内海大橋                                                  阿伏兎観音、阿伏兎灯台、小室浜



しばらく絶景を楽んだ。 さて、山を下りて魚を見てみよう。 今日は竿を出していない。

せめて魚の顔を見て帰ることにしよう。 山を下りてクレセントビーチ前の道に出る。

西へ走り田島の西側へ回る。 坊地ノ瀬戸に面したあたりに「カネト水産」がある。 田島、横島へ来たときには時々魚を眺めさせてもらう場所だ。 

釣りに来て全く釣れないときは、お世話になることがある。



                
                  
カネト水産                                                   田島側から伸びている大波止


カネト水産に入って今日上がった魚を見せてもらう。 これだけ釣れれば大漁なんだけどなあ・・・。



            
       
            オニオコゼ                                カレイ                                  フグ



            
        
          ウマヅラハゲ                              メバル                                   ハタ



魚を見ていると、ほしくなる。 カレイを購入する。 今日は生きのいいカレイの煮付けでのんびりしよう。

それにしても、ここの鮮魚は安い。 価格は鮮魚店の約半分程度ではなかろうか。 いつもお世話になります。


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