120318
「カフェ・ドゥ・ララ」のHPで「3月18日(日)15:00、ファンタジーポケット(琴・キーボード・フルート)ライブ」という案内を見かけた。
ファンタジーポケットという名称は初めて聞いた。
しかも、琴・キーボード・フルートというミスマッチ風のコラボも興味をそそられる。 聴いてみよう。 ふらり出かけてみる。
カフェ・ド・ララのHPより
14:40、カフェに着く。 駐車場には、いつもよりも多くの車がある。
店内に入ると、ファンタジーポケットのみなさんが音合わせの真っ最中だ。 さっそく写真を撮らせて頂く。
演奏中の撮影は、気を遣う。 フラッシュで演奏者に迷惑をかけてはいけないと、フラッシュなしで撮影をする。
フラッシュ無しだと、演奏者の後ろの窓から射し込む光で、演奏者の顔が影になってしまうが、仕方がない。
演奏者は4人。 左端にキーボード担当の椅子に座った男性(写真には写っていない)、左から2番目はフルート担当の女性。
左から3番目は13弦琴担当の女性、右端は17弦琴の女性。
キーボード担当の男性は、どこかで見たような気が・・・・??。 思い出せない。
15:00、「野に咲く花のように」でライブが始まる。 1曲目が終わると、メンバー紹介が始まる。
「キーボード担当は、堤友彦です。 彼は全盲です、全く目が見えません。」 で、思い出した。
左端の男性は堤友彦君だ。 その隣、左から2番目の女性は堤君のお母さんだ。
へーえ、今は琴担当のメンバー2人を加えて4人で「ファンタジーポケット」という名称で活躍しているんだ。 知らなかった。
彼には、5〜6年前に一度、職場の催し物に来て演奏をしてもらった。 彼の演奏や歌を聴いた人はみんな元気をもらった。
その時はお母さんと2人だった。 今も彼は音楽活動を続けている。 演奏形態は変わっても、ずっとミュージシャンを続けている。
彼が、多くの困難を乗り越えてミュージシャンを続けていることは、すごいことだ。
家族のみなさん・本人の苦悩や努力は計り知れない。
しかし、今の自分にとってはそれ以上に初心を貫いて自分の好きなことをずっと続けている彼へのあこがれの気持ちも湧いてくる。
今日のコンサートのプログラム
@ 野に咲く花のように(オカリナ、琴、キーボード、歌) A 荒城の月(フルート、キーボード、琴)
B 大きな古時計(フルート、キーボード、琴) C 君を乗せて(フルート、キーボード、琴)
D なごり雪(フルート、キーボード、琴、歌) E 友くんの歌(フルート、キーボード、琴、歌)
F ジュピター(フルート、キーボード、琴) G 河は呼んでる(リコーダ、琴、キーボード)
H ちょうちょ(フルート、キーボード、琴) I モンマルトルの月(フルート、キーボード、琴)
J なだそうそう(フルート、キーボード、琴) K ? 韓流ドラマの主題曲(フルート、キーボード、琴)
L ふるさと(フルート、キーボード、琴) アンコール
演奏中に、琴について考えさせられた。
琴という楽器は、とてもおもしろい。 おもしろいというのは、バンドの中での可能性を感じることができた。
今まで、自分の中で「琴」というと、祖母が我が家に嫁ぐときに持ってきたもので琴は置いてあるものというイメージでしかなかった。
7〜8年ほど昔、琴の講習会へ参加させてもらい2日間ずっと正座で基礎的な講習を受けた。 琴の魅力の一端を感じることができた。
が、正座のおかげで膝を痛め半年間治療をした苦い経験がある。
今日聴いた「ファンタジーポケット」には琴が2面あった。
ひとつは、13弦琴で旋律や伴奏を担当する。 コードをアルペジオや和音で弾いたりオブリガートを付けたりしながら弾いていた。
もうひとつは、17弦琴でおもに低音を担当する。 これがいい。 予想以上の音量でしっかりとベース音が聞こえてくる。
しっかりとしたベース音があると演奏自体が、厚みのあるものになってとてもいい。
クラシックギターの演奏も琴とコラボをしてみたい衝動に駆られてしまう。 琴の弾ける方、よろしければ連絡をお願いします。
今日のコンサートでは、久しぶりに予期しない人に会うことができた。 堤くんには、またまた元気をもらうことができた。
自分もギターの演奏を再開してみようかという気にさせてくれるコンサートだった。
ここのカフェは、いつも季節の花が玄関を飾っている。
今日は、パンジー・菜の花・ハボタンなどが植え付けされたプランターが季節を感じさせてくれた。