全国高校女子     重量挙      選手権大会         140720   




今日の新聞に載っていた。 

18日(金)から『全国高校女子ウエイトリフティング選手権大会』が、広島県府中市の「ウッドアリーナ」で行われているそうだ。

備後地方でウエイトリフティングと言えば、M先生の名前が浮かぶ。以前はF高校、現在はT高校でウエイトリフティング部を指導されている。

自分がパワーリフティングを細々と続けている関係で、M先生を知っている。 

M先生は、ウエイトリフティングの指導にパワーリフティングを取り入れておられるようだった。

ご自分も、パワーリフティングを楽しんでおられた。 今日のこの大会では、総務委員として参加されているようだ。



自分は、パワーリフティングを細々と続けているが、それを除いてもウエイトリフティングという種目には、親しみを感じる。

確か、40年余り昔にも全国高校総体のウエイトリフティング種目が当時の府中高校体育館で行われたことを記憶している。

当時、自分は中学生だったように思う。 知っている先輩がこの種目に参加していたので、よく憶えている。

広島県府中市は、ウエイトリフティングという種目に縁があるのだろうか?



                                  重量挙げで横田さん健闘
                                            
                                               備後ふちゅう かわら版 (平成26年7月20日)より

第16回全国女子ウエイトリフティング競技選手権大会がウッドアリーナで18日に開幕。
20日(日)までの3日間、76校からエントリーした149名が実力を試す。
府中市で女子同競技の全国大会が開かれるのは今回初めて。
競技は7階級に分かれ、スナッチとクリーン&ジャークの2種目を行う。
トータル記録で順位を決定する個人戦と、参加選手の得点合計で順位を決める学校対抗選手権が行われる。
広島県勢では、初日に行われた48kg級に横田美沙さん(戸手高校3年)がただ1人出場。
全国の強豪31名と記録を競った。
横田さんは、スナッチで38kg、クリーン&ジャークでは自己ベストを更新する50kgを記録。
トータル88kgで競技を終えた横田さんは「演技台に立ったとき緊張しましたが、周囲から掛けられた声に助けられました。
ウエイトリフティングを始めて精神面で強くなったと思う。後輩を育てつつ、今後を考えたい」と話していた。
最終日の今日は63kg級〜75kg級の競技が行われる。



この記事を目にしたからには、是非会場を覘いてみたい。 

今日は職場に出て、22日(火)からの仕事の準備をする予定だが、その前に「ウッドアリーナ」に行ってみよう。

駐車場に入ると、意外と車が多い。 空きがない。 ナンバープレートを見ると全国の地名が並んでいる。

「よく、あんなところから車で来られたもんだ」という地名も並んでいる。 やっと見つけた駐車スペースに車を停める。

午前10時、会場に入る。 受付でパンフレットを購入しながら、競技開始時刻を聞く。

ラッキーなことに、10時から競技開始。 待ち時間はない。






             






競技会場に入る。 競技が始まったばかりのようだ。 観客席は選手の関係者がほとんどで、一般見学者はほとんどいないようだ。

シートに座り、パンフレットを開いて見る。 1ページには、ウエイトリフティング協会会長さんの挨拶が載っている。

「へ〜え、日本ウエイトリフティング協会の会長さんは、あの小池百合子さんなんだ」



63kg級のスナッチ競技が行われている。 手際よく進行している。 選手のユニホームを観て疑問が浮かぶ。 

選手が、サポーターや腰ベルトをしていない。 手首、膝、腰に何もしていない。

身体の各部分には、かなりの負担があると思うが、なにもしなくてだいじょうぶなのだろうか。

ウエイトリフティングの競技規則に、「してはいけない」とあるのだろうか。 しばらく観ていると、装着している選手もいる。

これから先、まだ長い競技人生を考えるとサポーターやベルトは、してほしいものだ。



70kg台のウエイトから始まった63kg級も終盤になると、実力のある選手が登場してくる。 ウエイトも90kg台になる。

三重県○山高校のI選手が、90kgを成功させる。






                         
                                  
90kgを成功させたI選手





さらに、沖縄県○古高校のF選手も、90kgを成功させる。






                         
                                  
90kgを成功させたF選手





続いて、京都府○羽高校のY選手も、90kgを成功させる。






                         
                               
   90kgを成功させたY選手





ここで、Y選手のクリーン&ジャークの記録は、90kgに決定する。



残るは、三重県○山高校のI選手と沖縄県○古高校のF選手、2人に絞られた。

先に、○山高校のI選手が94kgを成功させ、○古高校のF選手を引き離しにかかる。






                         
                                   
94kgを成功させたI選手




負けじと、○古高校のF選手も94kgを成功させる。






                         
                                   94kgを成功させたF選手





I選手もF選手もラスト1回を残すのみ。

さあ、何kgに挑戦するのか? 

今度は、F選手が先に試技をする。 97kgに挑戦する。 成功すれば、I選手にかなりのプレッシャーがかかる。

どうだろうか? 失敗!





                         
                              
引き離そうとした97kgに失敗したF選手





残念だけど、ここで会場をあとにする。 22日からの仕事の準備に行かなくてはならない。

この後は、どうなったのだろう? 

I選手は、無難に94kgより1kg重い95kg程度で成功させたのだろうか? 

それとも自己ベストを狙って97kg以上の試技をしたのだろうか?

終盤の駆け引きはおもしろい。 

緊張したプレッシャーの中で、どうすれば普段どおりの実力を出すことができるのか。



自分は、若い頃からギターのコンサートでも仕事でもプレッシャーにつぶされ続けている。

いい歳をしたおっちゃんでも、緊張した中での実力の出し方を、このI選手・F選手に聞いてみたいと思う。



今日は、突然このウエイトリフティング競技を観ようと思ったので仕方ないが、

次回このようなチャンスがあれば、有望選手の自己ベストなど予習して、駆け引きなどを楽しみながらじっくりと観てみたいものだ。


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