140807
先日、釣友たーさんから仕事関係の連絡があった。 仕事の打ち合わせの後、興味深いことを聞いた。
「弟が尾道で古民家CAFEを始めた」とのこと。 そのような話を聞くとぜひ訪れてみたい。
たーさんにお願いをして、一緒に行ってもらうことにする。
たーさんの弟さんには、6〜7年前の正月かお盆だったか、瀬戸内海の福山・笠岡沖でボートフィッシングに付き合ってもらったことがある。
瀬戸内海の小魚がいくらか釣れたような気がする。 その時に、釣果よりも印象に残っていることがある。
それは、弟さんの仕事が自分にとって憧れの仕事だったことだ。
弟さんは、一級小型船舶免許を持ち、客を乗せ太平洋でカジキマグロやシイラを追っかけるトローリングボートの船長をしていると聞いていた。
「太平洋でトローリング」と聞いて、ぜひ一度、いや一度と言わず何回でも乗せて欲しいもんだと思った。
そんな太平洋を航海するような大きなクルーザーの船長が瀬戸内海でマイボートに乗ってもらっても、つまらないだろうなと勝手に思っていた。
帰港後、弟さんは、小魚の釣果を見て満足そうに「たくさん釣れるんですね」とか、「すごいスピードが出るんですね」と。
弟さんの言葉に、「そうか、その場所・場所に合った釣りがあるんだ。瀬戸内海では、瀬戸内海の魚を釣って楽しむのがベストなんだ」と納得した。
瀬戸内海で釣れないカジキやシイラを狙ってもしょうがない。 この時は、弟さんに釣りの楽しみ方を教えてもらった気がした。
そして 「弟さんの船のお客さんは楽しませてもらってるんだろうな」と思った。
たーさんの弟さんといえば、ずっと『海・トローリング・船長・遠洋航海・客・シイラ・カジキ』というイメージが強かった。
今回、たーさんから「古民家CAFE」の話を聞いて、意外に思った。 あの弟さんが? 海にまったく縁が無いじゃないか。
今回の話は、『カフェ・古民家・ピザ・石窯・客』などのイメージが浮かぶ。 今までのイメージと違う。
いや、あった。 ひとつある。 『客』。 そうか、『客』かあ、太平洋も古民家もどちらもお客に楽しんでもらう、喜んでもらうという共通点がある。
たまたま、我家にあった『WINK』8月号 「夏は麺!!」「NEW SHOP OPEN」の最初のページに、古民家CAFE「ヒトヤスミ」が載っている。
これが、今回たーさんの弟さんが始めた古民家CAFEだった。
photo by 『WINK』8月号 「夏は麺!!」
風情ある古民家で味わう石窯ピザ
のどかな尾道の村里に、古民家カフェがオープン。看板メニューはナポリスタイルの石窯ピザで、10年間独学で
パン作りを行ってきた店主渾身の品だ。手作りの石窯で焼いたピザは縁までもっちりとした食感で、ほのかに感じ
る生地の甘みにホッとする。「誰にとっても親しみやすい味にしたいから」と、具材はソーセージやじゃがいも、玉ネ
ギ、ピーマンなど家庭でも馴染みのある食材を使用している。昔ながらの縁側で寛ぐ時間も格別なので、網戸から
吹き込む風を肌で感じながらひとやすみしていこう。 by 『WINK』8月号 「夏は麺!!」
たーさんと、古民家CAFE『ヒトヤスミ』近くのセブンイレブンで、午後5:30に待ち合わせをして、一緒に『ヒトヤスミ』へ移動する。
『ヒトヤスミ』の駐車場に車を停めると、手作りの案内板が歓迎してくれる。
坂道を10mほど登ると『ヒトヤスミ』の昔なつかしい庭に着く。 自分たちの子ども時代、田舎はこんな庭の家が多かった。
庭の隅には、ピザ用の石窯に必要な薪が積み上げてある。 店主によると、これでも足りないそうだ。
今日も、さっきまでここに薪を運んでいたそうだ。
この隣には、大きなフェンスがある。 グランドのようだ。 「あ〜、ちょうど美木中学校のとなりなんだ」と納得。
古民家CAFE『ヒトヤスミ』 大量に準備してある薪
店内に入ると、主人がさっそく石窯に薪を入れ、火を付ける。 窯が適温になるまでピザが焼けないそうだ。
ご主人、突然に、しかも薪運びの最中におじゃまして、すみません。
石窯に火が入る
たーさんとお座敷のテーブルに着く。 網戸になっている縁側から流れてくる風が心地よい。 エアコンはなくても暑さを感じることはない。
座卓で、寛いでいると石窯が適温になる。 ピザをお願いする。
床の間には、ご主人やたーさん手作りの照明器具も置いてあり、レトロな雰囲気づくりに一役買っている。
縁側で庭を眺めながらの食事も良い 今日は、のんびりとお座敷でピザをいただきます
やがて、お願いしていたサラミピザがやってくる。 さっそくピザカッターで切り分け口に運ぶ。 う〜ん、美味い!
ノンアルコールビールを飲みながら、たーさんと会話も増える。 たーさんのピザと自分のピザ両方を味わってみる。
『WINK』にあった「手作りの石窯で焼いたピザは縁までもっちりとした食感」を確認しようとする。
うん、確かにピザの縁の部分が煎餅のようにパリパリではない、中央部分と同じような食感だ。
「へー、こういうことなのか、これがなかなかできない焼き方というものなんだ」ちょっと、分かったような気がする。
気がするだけかな?
次に、ピザを食べる機会があれば、縁の焼け方にも注目しよう。
縁までモチモチのピザ
今日、たーさんには、忙しい中、興味のある店を教えていただき案内までしていただきました。
ありがとうございました。 そして、ごちそうさまでした。
店のご主人、お忙しいところに、お邪魔して申し訳ありませんでした。 にもかかわらず快くおいしいピザを焼いていただきました。
ありがとうございます。 また、寄らせていただきます。
このHPをご覧になられた方も、よろしかったらのぞいてみてください。
懐かしい雰囲気の中でのんびりとピザを味わってみてください。
古民家CAFE ヒトヤスミ
tel 0848−48ー3323
facebook 「古民家cafe ヒトヤスミ」
営業 11:00〜20:00(L.O、19:30)
※ ピザは11:30〜13:30
17:30〜19:30
休日 火曜日