植木    の   剪定      151011




今日は、8時から、5軒共同の稲刈り準備がある。 8時前には、みなさん集合されている。

コンバイン(稲刈り専用機械)、乾燥機(米専用乾燥機)、トウス(米の籾殻をスリ落とす機械)などの掃除と整備。

作業小屋への配電設備をするなどの準備をする。

準備が終わると、お茶タイムが始まる。 久しぶりに、ご近所のみなさんの動向を聞くことができる。

また、今年も稲刈り作業をよろしくお願いします。 

10:00、すべての準備が終了する。



さて、稲刈り準備が終わると、まだ残っている我が家の休耕田の除草作業に移動する。

トラクターで、残り2枚の除草作業をする。

11:00過ぎ、2枚の除草作業が終了する。





自宅に帰って庭を眺めてみる。

我が家の庭の植木は、毎年、町内の庭師さんに剪定をしてもらっていた。

9月27日(日)、町内にある荒神神社の祭りがあった。 その直会で、近年我が家の庭木の剪定をして頂いているおじいさんに会った。

そのおじいさん曰く「体調がようないけえ、今年から剪定はやめたんじゃあ、自分でやってみい。 松以外は簡単なんじゃ」とのことだった。

『そう言われても、自分ではできそうにないし、安く請け負ってくれる誰か他の庭師さんを探してみよう』と、思っていた。



11:30過ぎ、休耕田の除草作業が終わって、庭の植木を観ていると、隣のおじさんが通りかかった。

隣のおじさん「難しいのは松だけよう。後は、伸びているところをバッサリ切ってやりゃあええんじゃ」と。

隣のおじさんは、なぜ庭師さんが来ないという話を知っているのだろう? 

続けて、「これから、一緒にやってみゅうやあ」と、おじさんは自宅から、脚立・板・ロープ・剪定ばさみ等を持ってきてくれる。



さっそく、にわか剪定講習会が始まる。 

なんと、隣のおじさんは、秋になると、頼まれて様々なところへ出かけて剪定をしていた時期もあるとのこと。

『そうか、そんなこんなで、頼まれて、現在は広島県東部○○組合の署長もやっているのかなあ』

先ず、白モクレンとタイザンボクから始める。 ポイントを教えてもらう。 

『な〜んだ、そんな簡単なことか』と思い、始めて見る。 しかし、実際に伸びた枝を前にすると、それぞれすべて難しい。

応用問題を前にして悩んでいると、「少々切りすぎても、切り方が足りなくても、絶対に枯れることはないけえ、どんどん切ってみい」と。

適当ではないが、難しい所は直感の判断で切り進めていく。 しばらく作業が進む。

師匠が、弟子の剪定を観て、「こりゃあ、切りすぎよう。 もうちょっと控えたほうがええのう」と。

自分「はい、分かりました」で、だいたい感覚がわかってくる。 

白モクレンとタイザンボクが終了する。





                
       
      白モクレン・タイザンボク・カシ                                       カシ



次に、カシの木に移る。 これも、似たようなポイントに注意して切り進める。 2本のカシの木も終了する。

垣根のように植えているツゲとサツキ・ツツジは、植木剪定用のチェンソーを借りてきて、後日剪定することにする。



では、いよいよ難しいとされる松の剪定に入る。

基本は、

@ 今シーズン伸びたところを切断する。 その伸びた元にある芽を残しておく。
   その芽から下の古い葉はすべて取り除く。

A 今シーズン伸びたところを切断すると、その伸びた部分の元に芽がない場合は、伸びた部分を切断しない。
   伸びた部分の先にある芽を半分切断する。昨年度の枝部分の古い葉をすべて取り除く。

以上のやり方で、松の剪定をするが、予想以上に時間がかかる。

松の剪定は、昼2時に取り掛かったが、夕方6時になっても終わらない。





                
                 
剪定前の枝                                        剪定後の枝




夕方6時、今日の作業は終了する。 残りは明日にしよう。 おじさんありがとうございました。 




                                    




一夜明けて、10月12日。

8時に隣のおじさんが来てくれる。 

池の部分には、シートを掛けて、池の魚になるべく影響がないようにするが、多くの松葉は池にまで入る。

隣のおじさんは、大きい松を、自分は小さい松を担当して作業を続けているが、昼になっても終わらない。

昼休憩をとる。



1時20分から、また作業開始。

松の剪定は、時間がかかると言われるが、それがよく分かる。

古い葉をすべて取り除く作業に時間がかかるのだ。

池の上に迫り出している枝に手が届かない場合は、板を渡してその上からの作業になる。

高い松の場合は、三脚を二つ立て、それに板を渡し、その上からの作業になる。

何とか、午後3時過ぎには、終えることができた。





                 
                                    スッキリした松




残ったものは、ツゲ・サツキ・ツツジ・五葉の松など。

これら、五葉の松以外は剪定用のチェンソーなどで比較的簡単に剪定することができる。


これで、庭の手入れは、一安心です。 隣のおじさん、ありがとうございました。



と、ここで一息。

すると、おじさん、「この間、言っとったじゃろう。 田んぼの石垣が崩れているところがあるゆうて」と。

そう言えば、1〜2週間前に、飲みの場でそのような話をしたような気がする。

休耕田の石垣が、2〜3個脱落している箇所がある。 その話をしたことがある。

それを、言ってるのだろう。

おじさん、「難しいことじゃあにゃあ。 すぐ、できらあ、まだ3時じゃあ、やっとこうやあ」と。

スコップ、ジョレン、槌などを持って、休耕田へ移動する。

おじさん、「このあたりの石をとっていこうやあ」と。 一緒に、外れている箇所の周りの石を、いくらか外す。

そして、その場所へ、石を入れては、その奥側へ土を入れ、槌で土を締めてはまた、石を積んでいく。

おじさん、「ポイントは、石の傾斜を内側にすることと、奥側の土をしっかり詰めておくことよお」と。 なるほど。





                         
                               
脱落した石の周りの石も取り除く




                         
                        
    石を積み上げやすいように植物の根などを取り除く




                         
                            
奥側、石の内側の土を締めながら石を積んでいく




                         
                                     
完成です




さらに、別の箇所も完成です。 2箇所の修理に掛かった時間は、30分? 40分? 短時間で終了しました。





                         
                                
もう一箇所(赤線内)も終了です。




おじさん、庭木の剪定から、石垣積みと、いろいろありがとうございました。 庭も田んぼもスッキリしました。



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