151106
先日、町内会釣り同好会のみなさんから「笠岡渡船でイイダコ釣りに行かないか」と誘いがあった。
3日(火)には、釣友のみなさんとタチウオ狙いで出港したが、惨敗に終わっている。
今回のイイダコ釣りでは、大漁を期待している。
そのために、今回は仕掛けをしっかりと準備しておこう。 予備の道具も準備する。
リールに巻く道糸も、良いと言われている細い1号のPEラインにする。 これだと水の抵抗が少なくアタリがよく分かる。
笠岡渡船船長さんが前回、「玉も小さい方がいい」と言っていたのを思い出す。 仕掛けもパールのイイダコテンヤの7分玉にする。
釣友のむむむさんにもらった仕掛けの一番下に、白パールの7分玉、その70cm上にコウイカ用のオレンジの餌木を付けてみる。
早朝、5:30、集合場所に行く。 まだ誰も来ていない。 5分ほどすると、自分を含めて3名集合完了。
今日は、この3名で,笠岡港まで移動する。 途中、駅家のハローズで弁当と水分補給用のペットボトルを購入する。
まだ日の出前の暗い道を、笠岡目指して移動する。 R2の県境あたりで日の出を迎える。
6:40、笠岡港に到着する。
船長はまだのようです 荷物を乗り場まで運びます
港へ着くと、みなさん荷物を乗り場まで運びます。 そして、今日の料金を支払います。
6:50、船長さん登場です。 「昨日はたくさん釣れましたよ」とのこと。 『じゃあ今日も釣れるかな?』と期待してしまう。
みなさん、手渡しで今日のスタッフ全員の荷物を積み込み、乗船していく。
今日のスタッフのみなさんも乗船します
みなさん、乗船完了です。 今日も、自分は船長の斜め後ろのシートへ。
船長シートの斜め後ろのシートへ着く
7:00、さあ出港です。 ボートは、低いエンジン音を響かせてゆっくり移動を始めます。
笠岡諸島からのフェリーが笠岡港目指して入港してきます。
笠岡港へ入港するフェリー
すぐに、神島大橋を通過する。
7:10 神島大橋下通過
やがて、水島灘に出る。 この頃から、やや明るくなってくる。 が、いつもより雲が多いようだ。
雲の隙間から光が差し込んでいる
ボートは、26Knotでひたすら、多度津を目指している。
7:45、多度津沖に着いた。 今日は、イイダコ狙いのボートは少ない。 これから、だんだん増えていくのだろうか?
今日のポイントは、高見島の南東ポイント。 笠岡渡船は、いつも高見島と広島の間を抜けて多度津へやって来る。
移動のスピードが弱まったと思ったら、その場所が今日のポイント(下地図@エリア)だ。
今日のポイント地図
自分たちの周りを見回してみても、イイダコ釣りらしき船は、本当に数える程度しかいない。 5艇ほどだろうか?
遥か東、瀬戸大橋方面を見ても、船はほとんどいない。 『へーえ、多度津でこんな状況があるのか』と。
あまり船がいないということは、あまり釣れていないということだろうか。 不安がよぎる。
さっそく、同乗のみなさんと共に仕掛けを投入する。
今日は、一番下に白パール7分玉、その上70cmにオレンジの餌木をつけている。
コウイカも釣れる予定になっているが・・・・。 どうだろうか?
今日は、ラインをPEの1号にしている。 さすがにイイダコのアタリや仕掛けが着底した感触がよく分かる。
仕掛けが、着底したら10秒ほど待つ。 しばらくして誘いをかけてみる。
やがて、イイダコが上がってくる。 「う〜ん、小さい」
もう11月だというのにどうしたことだろう?
以前は、11月というと、真ダコの子分のような良型のイイダコがかなり混ざっていたような記憶があるが・・・。
でも、11月なので良型も当然混じってくるだろう。
しかし、良型は、釣れない。
同乗のみなさんの釣果を見ていても、良型は少ない。 ポツリポツリと小型サイズ、普通サイズのイイダコが上がってくる。
予想外に良いのは、天気だけのようだ。 『11月になった。 寒くてはいけないと一枚多めに着てきたが、暑くなってきた』
やがて、アタリがあり竿を合わせてみると、強い抵抗がある。 『う〜ん、これはコウイカかな? よしよし』
慎重に上げてみる。 しかし、オレンジ色の餌木には何もいない? よく見ると、白パールに良型のコウイカがしがみついている。
それを見た、隣の釣り座のおじさんがコウイカの取り込み方を伝授してくれる。
「コウイカが上がったら、先ず墨を吐く口を海側へ向ける。そして素速く船外のスカリへ入れる」と。
しかし、暴れるコウイカの口を海の方へ向けることは容易ではない。 その後、何度も船内に墨を吐かせて汚してしまう。
その度に、濡れぞうきんで拭き取ることになる。
しばらくすると、さっきコウイカの取り込み方を伝授してくれた隣の釣り座のおじさんに、良型のコウイカが釣れる。
船内の同乗のみなさんが、「お、お〜、ええ型じゃあ」と注目している。 しかし、そのすぐ後、船内は大変なことになる。
釣り上げられた良型コウイカは、船上で大暴れ。 すぐにアフトデッキ一面に大漁の墨を吐き散らしてしまった。
コウイカの取り込み方を伝授してくれたおじさん、「あっあっ〜!!」
すかさず、同乗者の一人が「あっれ〜?! さっきコウイカの取り込み方をアドバイスされてましたよねえ」と。
船内は、大爆笑に。
それから、アドバイスおじさんは、ぞうきんでアフトデッキやみなさんのクーラーボックスの拭き掃除にいそしんでおられました。
高見島の北側の大型船航路には、珍しく豪華客船が航行している。 これは何という船かな?
また、周りには。ぼちぼちイイダコ狙いの船が増えてきた。
豪華客船も 徐々に増えてきたイイダコ狙いのボート
船長は、今日も他船と連絡をとり合っている。 それらの情報の中で、「ここぞ!」というものがあれば、そのポイントへ移動する。
何回か、この辺りの海域で移動していたが、昼前になって大きく北東ポイント(下地図のAエリア)へ移動する。
今日のポイント地図
この移動時間中には、昼食を摂る人が多い。 同乗している人の多くは移動時間を利用して昼食を摂る。
しかも、弁当の内容も手軽に短時間で食べられるようにと、おにぎり系が多い。
少しでも、釣り時間を確保しようとすると、そうなるのだろう。
みなさん、本当に熱心に釣りをされている。 生活がかかっている漁師さんのようだ。
そのように熱心に集中して釣りをするからこそ、楽しいのだろう。 自分もその雰囲気に飲み込まれてしまっているのだが・・・。
Aの海域に着く。 午後の部が始まる。
さっそく、仕掛けを投入する。 すると、すぐにアタリがある。 上げてみると、先ほどの海域よりも、やや良型のイイダコだ。
しかも、アタリも頻繁にある。 この状態が続けば良いのだが・・・。
しかし、アタリがあっても、上がってくる途中に外れることも多い。 ここでの釣果は、出だしほどでもない。
相変わらず、コウイカもポツリポツリと上がってくる。 時々船内は、コウイカの墨で騒然となる。
船首で釣っている方が、真ダコを釣り上げる。 そういえば今日は、これが初めての真ダコになる。
やがて終了時間、午後2時近くになる。 船外に吊り下げているスカリを上げ、釣果をクーラーボックスへ移す。
自分の釣り座中心に船内の掃除をする。
今日の釣果(コウイカはクーラーボックスに)
みなさんの片付けが終了すると、笠岡渡船が移動を始める。
みなさん、所定の位置で眠気と闘っている人、移動する海の様子と船の計器類を眺めている人(これは自分だけのようです)等々。
今日も、27Knotで帰港中
途中、北木島沖の東を通過。 タチウオ狙いらしいボートが10艇ほど見える。
船長、「タチウオは、ぼちぼち上がっているようですよ」とのこと。
14:53、神島大橋下を通過。 続けて、笠岡諸島へ向かうフェリーとすれ違う。
14:53、神島大橋通過 笠岡諸島へ向かうフェリーとすれ違う
14:58、笠岡港に帰ってきました。
笠岡港へ入港
15:05、荷物をまとめて上陸です。
笠岡渡船さん、お世話になりました。
今日も、移動の間、くだらない質問をして済みませんでした。
移動のスピード、船の出力、燃費、装備、タチウオポイント等々、今日もつい質問してしまいました。 いつも丁寧に答えて頂きます。
コウイカ12杯
イイダコ96杯(3,6kg)