米出荷再開     171227



今年の非常勤の仕事とギターライブのボランティア、予定されていたものは全て終了した。

やるべきことが終了すると、気になっていたことが、頭をもたげてくる。・・・・・そうです、米の出荷です。

新米ができてから2ヶ月が経過している。遅ればせながら米の出荷を再開する。



昨年まで2年間、「恋の予感」を栽培した。 「恋の予感」は、JAが推奨する品種だった。 

耐暑性品種だった。つまり暑さに耐えて美味しい米がたくさん穫れるという品種だった。

ところが、一昨年(恋の予感1年目)は、この恋の予感を植えたが、冷夏になった。 

暑さには強い品種だったが、その品種の良さが発揮されないまま収穫期が来てしまった。

そして、昨年(恋の予感2年目)は、暑い夏になったが期待していたほど米の質が良くなかった。

しかも、JAが買い取ってくれる値段は、他の品種よりはるかに低い。

これには、唖然とした。

JAが薦めていた品種を栽培してそれをJAが買い取る価格は最低ランクにしかならない。

これは、どういうことなのだろうか? 不信感までいかないまでも、不満が残る。



ということで、今年度は、元の品種「ヒノヒカリ」に戻した。

「ヒノヒカリ」は、順調に育っていた。

しかし、「さあ、これから稲刈りだ」という時季になって、雨が続いた。

稲刈りは、予定していた時期より1ヶ月ほど遅れてしまった。

普通は、そうなると、米の質は悪くなり収量も減るのではないかと思ってしまう。

しかし、意外なことに今年の収量は昨年より多かった。しかも米の食味も良かったのだ。

なぜか?、稲刈り時季と雨が重なったため、稲刈りは大幅に遅れた。

例年ならば、9月終わりから10月初旬に稲刈りをする。

その時の穂先の軸の色(米の熟し具合のバロメータ)は、まだ緑色が残っている。

ところが今年は稲刈りが10月下旬になった。 その時の稲の穂先の軸の色は、白色になっていた。

白色は完熟を表す色ということだ。

そのような状態で刈り取ると、乾燥もほとんどしなくても良かった。

食味も、とても良いものになっていた。

雨が続いて、稲刈りが遅れたという、ただそれだけの理由で、完熟米ができたというわけだ。



ということで今年は、「ほんとうに美味しい、ヒノヒカリ」を出荷する。

昨年と同じ、5kgの紙袋に入れて、価格は、1400円に設定。

袋には、次のような説明文を貼り付ける。 さらに、袋に「おすすめ品」シールを貼り付ける。




                   かよばあちゃんの米『ヒノヒカリ』

『ヒノヒカリ』とは?
 ヒノヒカリは宮崎県で研究が始まり、現在では大分や鹿児島、佐賀など九州を中心に西日本で多く栽培されています。
名前は、米粒が光り輝く様子と、西日本・九州を意味する「日(太陽)」から名付けられました。西日本・九州では代表的な
品種で、全国でも知名度が高くなってきています。
     
『ヒノヒカリ』の味の評価は?
 コシヒカリに比べて味わいがあっさりとしているという点です。味がそれほど濃くないため、どんな料理とも相性が良い品
種です。粘り気や香りのバランスが良く、さらに弾力もあるため、あっさりしているのに食べごたえがあります。
 炊飯時に水の量を変えることで、好みの固さに調整できるのも魅力です。チャーハンや丼物、カレーなどに使用する時は
水の量を少なくし、お米本来の味を楽しむなら水を多めにします。炊き込みご飯にしてもベタっとしないので、様々なメニュー
に使用可能です。

『価格』は?
 今年度産の『ヒノヒカリ』は、天候の関係で刈り取りが遅れました。しかし、稲にとっては逆に遅れたことでしっかり熟すこと
ができたようです。穂先の軸が白色になり完熟米になっていることを示していました。しかし、刈り取りが遅れたということで
この価格にさせて頂きました。

                  ~ご意見・ご感想は下記のアドレスへ~
                        mseapost@yahoo.co.jp


14:30、上記の説明文をつけた5kgの紙袋に入れた米を、ニチエー新市店の生産者コーナーに出荷する。

米専用エリアには、驚くほど多くの米が出荷されている。



                
               
                              
たくさんの米が並べられている米出荷エリア



上写真の上段右から2番目の籠の茶紙袋で2袋出荷。

          、


                        
                                 中央、茶紙袋を2つ出荷



4月以来の出荷になります。 売れるでしょうか?

お客様の皆様、よろしくお願いします。

                         

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