190114
1月上旬に、釣り友の中で、「1月の3連休あたりに釣りに行こう」という話が持ち上がった。
1月12日(土)・13日(日)・14日(月)のうち、14日(月)に決定した。
天気予報では、14日は天気も良く、1月にしては暖かく風もないようだ。
絶好の釣り日和になりそうだ。
今回の釣りスタッフは、むむむさん・たーさん・船長の3人。
マリーナを9時出港の予定。
1月14日の天気は良いが、瀬戸内海の釣りの状況は最悪のようだ。
今シーズンのタチウオは、まったく上がってない。
年末の中国新聞(12月31日)にも「タチウオが不漁で、漁業関係者は深刻な状況になっている」という記事が載っていた。
釣り雑誌を見ても、「今シーズンはタチウオが釣れない」とある。
では、メバルはどうか? これも、今年だけではなく、ず~っと良くない。
このような最悪の釣況の中で、悩んだ末に『海エビをつけて、ひとつテンヤを試してみよう』と決定。
8:10、たーさんと二人で府中のハローズを出発する。
最近の釣況について話をすると、気が重い。
今日は、ひとつテンヤに懸けてみよう。
むむむさんに連絡し、餌の海エビ購入を、お願いする。
さらに、マリーナへ今日の出港について連絡し、ボートの下架と給油・出港桟橋への繋留をお願いする。
8:30、柳津町の釣り具店着。
今日の仕掛け・氷等を購入する。
釣り具店「タイム」
8:40、コンビニ着
ここでは、我々の昼食・飲み物・おやつ等購入する。
コンビニ
これで、今日の準備は完了。 マリーナへ急ぐ。
9:00、マリーナ着。
朝のマリーナ
マイボートは、クレーンで下架中のようだ。
出港桟橋へ繋留中 下架中のマイボート
マイボートの準備ができるまで、出港桟橋入り口で待っていると、同じく今日出港予定の他のパーティもあるようだ。
そのパーティのみなさんと話をしてみると、最近の最悪の釣況について話が合う。
そんな話をしていると、出港前から、『今日は釣れないかも・・』という雰囲気になる。
給油中のマイボート
マイボートは、給油が終了したようです。
3名の出港スタッフが、乗船します。
エンジン始動。 エンジンは元気が良いようです。
我々釣りスタッフ3名も、元気を出して大漁気分で出港しましょう。
マリーナスタッフさんが係留ロープを解いて、見送りをしてくれます。
今日は、絶好の釣り日和ですが、マリーナのボートはあまり出港していないようです。
遊覧飛行艇も暇そうに待機しています。
出港しているボートは少ない 飛行艇も待機中
9:27、出港。
マリーナ正面、向島の高見山はくっきり見えます。
くっきり見える高見山
今日のポイントは、瀬戸内海のA島。
出港すると、田島と横島の間に架かる睦橋の下を通過してA島を目指す。
百島の東側を通過して前方に睦橋が見えてくる頃になってやっと気づく。
今日は、小潮。 しかも、今が干潮の時間帯だ。 睦橋の下は水深が浅い。
危険な箇所は避けよう。
横島の西側へ移動し、南下する。 横島と当木島の間を通過する。
釜戸の南辺りから当木島辺りにかけて、釣り船が集まっている。 鯛狙いの船団のようだ。
鯛ねらい? 釜戸沖の船団
鯛狙いの船が釣り上げる場面を見ることはできない。
9:40、 右方向に弓削島を、左方向に百貫島を見ながら南へ進む。
百貫島 弓削島
さらに、30分ほど南方向へ走る。
10:10、 A島に到着する。
10:15 A島の南西側海域の水深8~10m辺りで流し釣りをしてみる。 仕掛けは、海エビをつけたひとつテンヤ。
魚探を観ると、魚群が映っている。
魚探群の反応は・・・
しばらく、アタリがなかったが、10:30頃からアタリがあり始める。
10:42、たーさんの竿にアタリがある。 大きく竿を曲げて魚が上がってくる。
上がってきたのは、チヌ。 大きな歓声が上がる。 計測してみると、ちょうど40cm。
上がってきたのは、チヌ(40cm)
狙い通りの魚が上がると、『今日は、大漁になるかもしれない』と、スタッフ一同活気が出る。
竿を持つ手に力が入る。
引き続き、A島の南西側海域の水深8~10m辺りを狙う。 船は、ゆっくりと潮に流され移動していく。
11:00、またまた、たーさんの竿にアタリがある。
竿先が大きくしなっている。 なかなか上がってこない。 これは、大物のようだ。 スタッフがタマ網を構える。
やっと上がってきた魚をスタッフがタマ網で掬いとる。
やっと上がってきたマゴチ(62cm)
11:05、また、元の位置に返って流していく。
岩場前を流してみる
11:17、今度は、むむむさんの竿が大きくしなっている。
先ほどのたーさんのアタリと同じくらいの強い引きだ。 むむむさんも、うまく魚をあしらっている。
しかし・・・・、ラインが切れてしまう。 残念! 大物を見ることはできなかった。
11:20、今度は、たーさんが竿を曲げている。 超大物ではないようだが・・・・・?
やがて上がってきたものは・・・・、鯛。
真鯛(25cm)が上がる
その後、しばらく釣れない時間が続く。 餌をつついている気配はあるのだが・・・。
釣れない。
しばらくして、むむむさんの竿が曲がっている。 上げてみると、・・・・カレイかな?
後日談:あのカレイはどうなったのでしょう? 釣果写真には、映っていませんでしたが・・・?
むむむさんが釣ったカレイ?
釣れなくなった。
11:55、ポイントを替えてみよう。 すぐ隣のB島へ移動を始める。
A島とB島の間、水深20m辺りに大きな魚の大きな群れが映る。
12:25、 B島の反対側に移動して見る。
岸壁前の水深30m辺りにタチウオの反応がある。 急いでタチウオ仕掛けを準備する。
同時に、どこからか他船も2艇やって来る。
しかし、魚探のタチウオ反応は、急激に減少して見えなくなる。 タチウオの反応が消えてしまった。
12:45、再びA島の午前中に流し釣りをしていたポイントに戻る。
釣り始める。
12:55、たーさんが、また竿を曲げている。 チヌが上がってくる。
チヌ(42cm)が上がる
13:00、ふと、先ほどまでいたB島の方向を見ると、2艇が何やら釣っている。
何を狙っているのでしょうか? 先ほど、マイボートの魚探に映っていたタチウオでしょうか?
B島沖では2艇が何かを釣っている様子
14:10、突然、むむむさんの竿先が、海中に引っ張り込まれる。
慌てて竿を立て直し、じっくりとリールを巻く。 竿先は海中に沈んでいる。
やっと、餌を飲み込んだ魚が海面に現れた。 「チヌじゃあ!!」と、むむむさん。
次の瞬間、チヌは針を外して海の中へ消えていった。
『う~ん、残念!!』 40cm以上はあったであろうチヌは、海へ帰ってしまった。
14:25、たーさんが竿を曲げている。 竿先をしならせながらリールをゆっくり巻くと、海面に、これも40cm級のチヌが現れる。
これも40cm級のチヌ
15:04、またまた、たーさんの竿先が、海中に引き込まれる。
スタッフは、タマ網を持って構える。 やがて海面に、40cm級のチヌが現れる。
タマ網で掬い取る これも40cm級チヌ
午後3時を過ぎた。 『そろそろ終了にしようかな・・・』という雰囲気の中で、今度は、むむむさんの竿に反応がある。
15:07、むむむさんが、アーチ状になった竿を持ち、リールを巻いている。 大物ではないようだが・・・・
上がってきたものは・・・・、キスだ! 20cmほどのキスが上がってくる。
キス(21cm)が上がってきた
この日は、入れ食いとまではいかないが、ぼちぼち釣れ続く。
キスを釣り上げたむむむさんは、餌をつけて仕掛けを投げ込む。
すると、すぐにアタリがあったのか? 合わせを入れてリールを巻く。 竿先は、海中に入り込んでいる。
やがて上がってきたものは・・・・・・・、ナマコ、しかも特大(30cm以上?)の赤ナマコが見えてきたところで・・・・・・
あっ!! 針が外れて赤ナマコは海中へ沈んでいきました。
画像に収める前に海中へと帰っていきました。
味は、赤ナマコの方が良いとされ、高価なナマコと珍重されているらしい。
スタッフ一同、がっくりです。
ふと気づくと、そろそろ終了の時間が近づいています。
今日は、初めて(船長だけ)の「ひとつテンヤ」体験でしたが、大物が釣れる確率が高い仕掛けのような気がします。
また、試してみたいと思います。
15:20、A島を出発し帰途につきます。
マリーナを目指します
今日は、朝から良い天気です。 波も風もありません。 絶好の釣り日和。
海上の波もありません。 クルージングには、もってこいです。 快調に進みます。
大型船航路を通過します。 今日は、珍しく大型船が少ないようです。
遥か東に、西へ向かう大型貨物船があるだけです。 今日は、この航路でも大きな曳き波を越えることはありません。
遥か東に大型貨物船
15:42、百貫島が近づいてきます。
百貫島のすぐ北側には、この時季、東西広範囲に渡って海苔篊が設置されています。
百貫島の近くを北進することはできません。 大きく西へ移動し海苔篊を避けて北上します。
見えてきた百貫島
西へ移動し、海苔篊を避けたことで、航路を間違えてしまった。
いつもは、百島の西を北上するのだが、今日は加島の西を北上しているようだ。
ちょっと遠回りをしてしまった。
加島の北端を東へ移動すると、百島北端の貸し別荘群が見えてくる。 『ふう~、やっと、帰って来ました』
百島貸別荘群
もう、すぐそこにマリーナが見えている。
マリーナが見えてきた
16:05、今日も、無事帰港することができました。 いつもは、これだけですが、今日は違います。
今日は、獲物らしい獲物があります。
帰港後、ボートを上架して頂きます。
マイボート上架 足どり軽く帰港できました
その後、出港スタッフで、船艇掃除・エンジン洗浄・ゴミ処理・釣果の仕分けを。
今日の釣果は、「数」ではなく「型」の良い魚が上がりました。 気分良く終了することができます。
出港桟橋も足どり軽く上がることができます。
船長は、初めての「ひとつテンヤ」の体験でしたが、釣果がありませんでした。
しかし、頂いたチヌとマゴチは美味しく頂き、あと1匹は、スナック「りー○」のみなさんに提供させて頂きました。
有り難うございました。
またの機会、よろしくお願いします。
マゴチ(62cm)1匹、チヌ(42~40cm)4枚、真鯛(25~15cm)2枚、キス(21cm)1匹
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