190319
1月24日、そば処「たるちゃん」で、ギターライブを行った。 テーブル上の花瓶に生けてあった植物の枝に目が止まった。
濃い赤色が浮き上がっている。 今まで見たことが無い植物だ。
さっそく店主に名称を尋ねると、「サンゴミズキ」だということが分かった。
自分、「へーえ、サンゴミズキ?」ず~っと、そのサンゴミズキに注目していた(らしい)。
今まで、見たことがなかった植物だけに、珍しくて仕方なかったようだ。
その時、店主の「欲しければ、何本か持って帰りますか?」
自分、「えっ! いいんですか?」
店主、「どうぞ、どうぞ。 花瓶へ入れておいてください。しばらくして根が出てきたら、土へ植えてやってください」とのこと。
数本頂いて帰って、花瓶に生けた。
それから毎日、サンゴミズキの枝を、花瓶から抜いて、根ができているか観察した。
ところが、1週間経っても、2週間経っても、1ヶ月経っても、枝に根はできない。
そのうち、観察することも忘れていた。
3月19日、何気なく花瓶を見ると、サンゴミズキの枝になにやらついている。
あれ? 何がついているのだろう?
近づいて見ると、サンゴミズキの枝に、小さな葉ができている。
『ひょっとして、枝の端に根が出ているのだろうか?』と、枝を花瓶から抜いてみる。
しかし、根はまだ出ていない。
枝には、小さな葉が数枚芽生えているだけだ。
枝から芽が出て葉ができている
これには、ビックリ!
「もう、根は出ない」と、諦めて、そのうち、このサンゴミズキの存在も忘れていた。
もうしばらく、経って再度、根を観察してみよう。
根が、出ていれば土に植えてやろうか。
この枝を頂いた、そば処「たるちゃん」の店主に確認をしてみると、「根は出ていなくても、もう土に植えても大丈夫ですよ」とのこと。
でも、この状態で、もう少し待てば根が出そうな雰囲気だ。 もう少し待ってみよう。
3月26日
前回(3月19日)の観察からしばらく経過した。
花瓶に入れたままで、そのまま置いている。 枝全体の葉が少し成長しているようだ。
花瓶の中の各枝の状態はどうなっているのだろうか?
根が出始めているのではないかな? 確認してみよう。
枝の表面に白い小さな突起物がある
花瓶の水中部分の枝をよ~く観ると、茎から根が、出始めているようだ。
まだ、根の形状をしていないが、枝の表面に白い小さな突起物ができ始めている。
この小さな突起物が成長して、長い根になるのではないかな?
もう少し、この状態で様子を観てみよう。
もし、この小さな突起物が根に成長するのなら、根の状態にして土に植え付けをするのが確実な植え付け方法ということになるのだろう。
もうしばらく、小さな突起物に注目して様子を観ることにしよう。
4月9日
前回の観察から、約2週間が経過した。
茎から出ている葉の数が増えてきた。 茎の切断面からも緑色の茎ができてきた。
葉の数が増えてきた。新しく茎もできている
葉の数が増え、新しい茎もできてきた 茎から新しく根らしいものができて伸びている
この根のようなもの(たぶん根)が、もう少し多く出て、成長してから定植をしてみよう。
このサンゴミズキを頂いた方は、「根が出なくても定植をしてかまわないよ」と、言われていたが、
根がたくさん出た方が、元気に成長できるような気がする。 もう、しばらく出始めた根の様子を観ることにしよう。
5月21日
4月下旬(28日?)に観察した時には調子良く、4月9日の状態よりも、もっとたくさん白い根らしいものができていた。
そこで、畑に定植してやれば良かったのだが、『さらに、もう少し根を伸ばしてから定植してやろう』と、そのまま花瓶に入れていた。
5月20日、サンゴミズキの根の出来具合を観察すると、とんでもないことになっていた。
白い根らしい物は成長が止まり、サンゴミズキの木は水に入っていた一部が黒く変色していた。
黒い部分は、たぶん腐敗が進んでいたのではないだろうか?
今日(5月21日)、思い切って、花瓶に挿していたサンゴミズキの木を、夏物野菜を植えている畑の隅に定植をした。
黒く変色し腐敗が始まったような物を定植しなくても良さそうだが、
『もっと白い根を伸ばしてから定植しよう』と思って待ってたのだから、このようになっても仕方ない。
はたして、腐敗が始まったような枝が、無事に生き返って新しい根や葉が出てくるのだろうか?
畑の隅に定植した珊瑚ミズキの枝6本
果たして、根付いてくれるだろうか?
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