200125
令和2年1月6日に、尾道新庁舎が開庁した。
外観は客船をイメージし、屋上には展望デッキを設けている。
尾道新庁舎外観
5日は一般見学会が開かれ、多くの市民が庁舎の設備などを見て回った。
今日は別件で尾道に来たのだが、新庁舎の中を散策してみることにしよう。
駐車場は、新庁舎の地下1階にある。車を降りると、すぐそこにエレベーターがある。
エレベーターで新庁舎の1階フロアーへ。
インホメーション 幾何学的構造物
尾道水道をバックに幾何学的な構造物が連なっている。 瀬戸内海の島々をイメージしているのかな?
その手前には、尾道水道をイメージさせるような青色と白色のマットがある。
小さな子や幼児は、喜んで走り回るのでしょうね。
さらに上に上がってみる。
エレベータ横の表示
エレベーター横の表示が面白い。 いかにも「海に面した、海が見える市庁舎である」というアピールなのでしょうか?
さらに上に上がってみる。
庁舎2階には、夜間や休日に市民も利用できる多目的スペース(約460平方メートル)を設けている。
美術作品の展示、ダンスやヨガなど軽い運動での使用を想定されているようだ。
尾道市議会が行われる議場もある。
4階、5階から外を見ると、尾道水道が見える。 一瞬、自分が豪華客船で尾道水道を通過しているのではないかと錯覚してしまう。
豪華客船からの眺め?
この建物は、地元産業の造船技術を活用、曲線美のある鉄板で覆うなどして巨大な客船をイメージ。
市民の皆さんが使用できる屋上の展望デッキは、庁舎南に広がる尾道水道や向島、尾道三山を望むことができる。
さらに、尾道水道を行き交う観光船、隣には旧尾道市役所も、すぐそこに見えている。
尾道水道を行き交う観光船 旧 尾道市役所
屋上には、ミカンの木が植えられている。 ここに立っていると、海とミカンの木に囲まれて、『尾道』を実感するひとときだ。
屋上には、ミカンが成長しています 屋上から尾道水道を望む
また、すぐそこに尾道の山並も、よく見える。
千光寺の山並みとロープウエイ
各所に細かい気遣いが・・・ 幾何学的デザインが近未来を感じさせてくれる
防災面では、地震の揺れを抑える免震装置を地下に、非常用発電機設備を5階に設置するなど、災害に強い庁舎を目指している。
また、新庁舎内は明るくわかりやすい、利用しやすい庁舎になっているようだ。
午後のひととき、約1時間の見学でした。
『尾道市民の皆さんの目線に立って、わかりやすく利用しやすい建物になっている』、
また、『尾道の産業(造船・観光・農産品等々)をイメージできる、尾道らしさを前面に出した構造物になっている』という感想を持ちました。
我が地元の庁舎は、当分建て替えはありません。
もし、その時が来れば、「地元の特色のアピール」と「市民目線」の2点は、外せないとつくづく感じた次第です。
そうそう、高齢者の仲間入りが近い自分中心に考えると、高齢者目線の環境も考えて欲しいものです。
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