とうもろこし   植え付け     200531




4月上旬、部屋の片付けをしていると、10年近く前に花材として使用していたトウモロコシが出てきた。

「活け花」や「花のオブジェ」の素材として利用していたものだ。

それから1ヶ月ほど机上に放置していた。




                 




5月中旬のある日、『このトウモロコシの種子は、まだ健在なのだろうか? 水に入れてやると芽が出てきたりするのだろうか?

10年近く前まで花材として使っていたが、その後は、ず~っと忘れらていたものだ。

『もう、植物の種子としては、機能しないのではないかな?』

『いやいや、弥生時代の古墳から出てきた蓮(ハス)の種子が、現代に発芽してりっぱな蓮になったと聞いたことがある。大丈夫かも?』等々・・・。

『発芽するか、しないか、挑戦してみよう。面白そうだ。』と、発芽させてみることに。



ある時(正確な日時を記憶していません)、このトウモロコシの本体を二つ折りにし、約30個ほどの種子を、もぎ取り、器に移し、水へ浸した。



                      
                         
二つ折りにし、種子を30個ほど、もぎ取りました。


そして、5月24日(日)

それぞれの種子が発芽しています。1~2cmほどの芽をのぞかせ、根も出てきています。

これには、感動です。




               




5月27日(水)

葉(幹)が、伸びてきてトウモロコシの原型ができつつあるようです。




                      




5月28日(木)

1日で、葉(幹)が、急成長しています。 本当に成長が早いようです。




                      




5月31日(日)

葉(幹)、根が、急成長しています。 葉の先端が茶色になっているものもあります。 ずっと太陽光線が当たらない部屋の中では、

葉緑体ができにくいということがあるのでしょうか?


                   




葉の先端が、茶色になりかけていることに危機感を感じます。急遽、今日は畑に植え付けをしてやりましょう。

我が家の家庭菜園の隅に、植えてやることにします。 ネギの隣のスペースをトウモロコシ栽培地にします。

雑草を、ざっと取り除きます。 




             

                    植え付け予定地の雑草を取り除きます。



有機肥料堆肥を散布して、小型管理機で深くゆっくりと耕します。

耕しの後、畝を2つつくります。




             
                      耕しの後、畝を2つつくる



畝をマルチシートで覆ってやります。 今年は極力、除草関係の労力を少なくして栽培をしてみようと試みています。




             
                 マルチシートを被せ、トウモロコシの苗を植え付けする。



畝に、トウモロコシの苗を植え付けする。

マルチシートだけでは、トウモロコシの苗が余ったので、

急遽、左隣にマルチシートがない畝を作り、すべての苗を植え付けることができた。





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                   とうもろこし  その後


   6月1日夕方


       マルチシートなしの畝では                  マルチシートの畝では

            


   定植後1日では、まだ目に見える変化はありません。傾いて定植された苗は、そのまま傾いています。

 まっすぐに直立で定植された苗は、そのまま、まっすぐに直立しています。 先端が茶色の苗は、そのまま茶色が残っています。 

 1週間くらい経過すると成長が見えてくるのではないでしょうか。




  6月5日夕方


       マルチシートなしの畝では                  マルチシートの畝では

             


  
定植後4日経過しました。始めて、太陽の直射日光を浴びて、どちらの葉も、火傷状態でしょうか? 

 茶色に変色しています。 灌水を続けてやりましょう。




  6月7日夕方


       マルチシートなしの畝では                  マルチシートの畝では                       

             


「マルチシートなしの畝」と「マルチシートの畝」、両方の撮影個体を間違えているようです。

これでは、生育条件の違いよる栽培日記にはなりません。 が、現状ではマルチシート畝の方がやや生育が早いようです。

今後は、間違えないように、それぞれの畝で一番端の個体を撮影するようにしましょう。



  6月8日夕方


       マルチシートなしの畝では                  マルチシートの畝では                        

              


どちらの苗も、暑さにやられ葉の一部が茶色に変色しています。 しかし、なんとか頑張って少しずつ成長しているようです。

今日は、灌水時に追肥として化成肥料を、ほんの少しだけ施肥してやりました。



  6月20日午後

 マルチシートの畝マルチなしの畝、両方元気に成長を続けています。

トウモロコシは、右側のネギに追いつくほどの早さで成長しています。



              



  6月29日午後

 順調に成長しています。 マルチシートの畝、マルチなしの畝、どちらも元気に成長を続けています。

右側のネギよりも大きくなりました。驚くほどの早さで成長しています。




               



 7月11日午後


 順調に成長しています。 6月下旬に、右畝のネギを追い越しました。

その後10日ほどで株も茎も、ずいぶん太く、たくましくなったようです。



               



7月17日午後

 順調に成長しています。 よく観ると、枝に花ができ始めているようです。

もともと、このトウモロコシの実は観賞用に使われていました。 紫色や白色の実がついていました。

食用になるものでしょうか? これらの花が成長し、果実ができたら、試食をしてみましょう。



               



                         

                  これは、花のようです。 実ができるのでしょうか?



7月20日午後

 順調に成長していますが、花の様子に変化はありません。 

可食部分は、まだできていないようです。 実がつきはじめたら、猪・アナグマ・ハクビシンなどの標的になりそうですが・・・・?



               



7月25日午後

 順調に成長しています。 トウモロコシの雄穂と雌穂が出てきました。

人工授粉をしてやれば、確実に結実するのでしょうが、よく分かりません。 自然交配にまかせましょう。

上の雄花の花粉が下の雌花にくっついて受粉します。 雄花の花粉を切り取って雌花にこすりつけてやると確実だそうです。

自然まかせにしていると、実の部分(可食部分)に隙間ができることが多いそうです。 つぶつぶが、ない部分ができるそうです。



               



今年は、自然にまかせてみましょう。 さて、どんな実ができるでしょうか?



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