剪定ゴミ焼却    210206



  野菜畑や果樹園(柑橘系樹木や柿・栗など)の雑草や剪定ゴミ、庭の植木(松・サツキ・椿など)の剪定ゴミや雑草などを休耕田の隅に集めている。

もう、そろそろ畑の雑草や剪定ゴミを焼却処分しなければならない。いつまでも置いておく物ではない。

『今日、焼却処分をしよう』 しかし、最近はすぐに畑の隅で焼却処分を行うことができない。

畑の雑草などを焼却処分する時には、地域の消防署へ焼却処分をするための届け出が義務づけられている。

『焼却処分の届け出用紙に記入し、消防署へ提出する。その後、許可が下りて、焼却する』という流れになっている。

非常に、紛らわしい手続きが必要となっている。 しかし、農家のみなさんも、この手続きを経て焼却作業をすると、安心できる。

消防署も、リアルタイムで管内の状況把握ができるということらしい。 

農家のみなさんにとっては、消防署へ出向いて、用紙へ記入をするをいう作業が増えるが、安全に対する心構えと安心感を得ることもできる。

9:00、消防署へ赴く。焼却処分の届け出用紙へ必要事項を記入する。

届け出用紙への記入事項は、次のような項目がある。

  ① 焼却する人(責任者)の住所・氏名・電話番号・携帯番号 ② 焼却する場所(町名番地)  ③ 焼却する目的  

  ④ 焼却時間(点火時間~消火時間) ⑤ 緊急時の消火対策  

 記入後、押印して用紙作成完了です。 この用紙を提出し、コピーを1部、作業者が持ち帰ります。



さっそく、焼却作業を始めます。

10:30、畑へ移動する。

焼却場所の近くに水槽代わりになる水を張ったステンレス製のバスタブを置く。 さらに、水を満たしたじょうろを2つ置く。

11時前、雑草や剪定ゴミを焼却場所へ適度な量を集め、点火する。




               
                            
燃え始めた雑草



今日は、風が強いようです。

煙が、近くの民家の方向へ流れていきます。 煙は、洗濯物を干してある物干し台の方向へも流れていきます。

『地域のみなさん、すみません。洗濯物が煙り臭くなるかもしれません。』

それにしても、風が強い日です。 火の粉が飛んで行きはしないかと、気になります。

なんとか、順調に燃えているようです。 次々と、予定していた雑草や剪定した枝や葉を炎の中へ投げ込んでいきます。

燃やしながら、近くの果樹園に残っていた、枯れ木や雑草の残りを運んできます。

これで、焼却予定の物は、すべてこの場に運んできました。

あとは、慎重に焼却するのみです。 『今日は、風が強いので、少しずつゆっくり焼却しましょう』

焼却中の炎を観ながら、様々なイメージトレーニングを想定しながら焼却作業を続けます。

『もし、炎のついた枯れ木が強風に飛ばされ枯れ草の上に落ちて、その場の枯れ草が燃え上がったら?・・・・・』

『対策は・・・・・、水を満タンにしたジョウロを2つ持って現場へ駆けつけジョウロ2つの水をかけて消火する』などなど・・・・。

『さらに、消火できない時は・・・・、すぐ消防署へ連絡』等々・・・・。 作戦を立てながら見守ります。

それほど、うっとうしい風が、点火時から、ずっと吹いています。

午後になると、やや風は弱くなったようです。 ホッ。

昼前から夕方まで、ずっと剪定ゴミ焼却の見張りをしながら、雑草や枯れ枝を炎の中へ投げ込んでいきます。

午後5時過ぎ、今日の焼却作業は終了にします。 焼却予定していた物が、少々残りました。 それは、また後日焼却するとしましょう。

予定していた物、全てを焼却することはできませんでしたが、今日は,トラブルなく焼却することができたようです。




               
                     
焼却場所の向こうに、枯れ枝が5~6本残りました


残りの物は、次回(風のない穏やかな日に)また焼却許可書を記入して焼却することにしましょう。

焼却場所の残り火に、バケツに数杯の水をかけて消火し、今日の焼却作業を終了とします。

風がある日は、気を遣います。 ご苦労様でした。



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